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【上野パンダ】シャンシャン一般公開! パンダが食べる竹はどこの竹?

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2017/12/20 08:22 ウェザーニュース

今年6月に生まれたパンダの香香(シャンシャン)が12月19日から一般公開されました。そこで、上野動物園教育普及係にパンダが食べる竹について聞きました。

主食は5種類の竹

−−パンダは竹が主食と聞きますが、どんな竹を食べているのですか?

「静岡県伊豆半島の竹林で採取したモウソウチク、マダケ、ヤダケ、シノタケ、クマザサの5種類の竹を毎日50kg与えています。シャンシャンの両親は1日に20kg食べますが、昨日までモウソウチクを好んで食べていると思ったら、今日はマダケを欲しがるといったことがあるので、5種類の竹を余分に与えているのです」

パンダのお下がりはゾウなどに

−−やはり新鮮な竹なのですか?

「はい。竹は週に2回入荷します。入荷したら低温で貯蔵し、毎日水をかけて鮮度を保っています」

−−パンダはグルメなのですね。ところで、食べ残した竹はどうするのですか?

「ゾウやニホンザルも竹を食べるので、食べ残した竹は彼らに食べてもらいます。けっして無駄にはしていません」

上野動物園で一番の食費

−−パンダの食費は上野動物園で一番多いと聞きましたが。

「季節によっては竹が採取しにくいこともあり、業者さんからは時価で購入しています。1日の食費は2頭で1万5000円から3万5000円といったところでしょうか」

−−シャンシャンはまだ母乳を飲んでいるのですね?

「ええ。生後7ヵ月くらいまでは母乳で、8〜9ヵ月頃から母乳と並行して竹を食べ始め、1歳から1歳半で完全に竹に切り替わります。

−−3頭で竹を食べるようになると、食費がもっとかかりそうですね。ありがとうございました。

伊豆半島は竹の栽培に適した気候

竹の供給元となっている伊豆半島は、竹の栽培に適した気候で、安定した収穫が見込めるといいます。竹の生長は早いので、シャンシャンが竹を食べるようになっても心配ないようです。
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