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今年の気象・天候を表す漢字一字は2年連続「変」

2017/12/12 07:07 ウェザーニュース

本日12月12日は、2017年「今年の漢字」が発表されます。
それに先駆け、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」では、今年の気象・天候を表す漢字一字を会員の皆さんに伺いました。

選考方法は、12月2日に漢字一文字を募集。その中の上位4字(雨・変・乱・荒)で、12月9日に決選投票を実施、7,239人の方に投票頂きました。

全国で最も多かったのは「変」

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上記の方法で選考したところ、最も多かったのは昨年同様「変」で39%という結果になりました。梅雨に雨が降らなかったり、季節感がなかったり、めまぐるしく変わった天気が、「変」だと感じた要因かもしれません。
次いで「雨」と「乱」が22%、「荒」17%でした。

皆さんのコメントを見てみると、

・季節がずれている一年だったから(東京)
・変わりやすい。季節が進むのも早く感じましたね(神奈川)
・急に寒くなったり暑くなったり降ったり降らなかったり『乱』と言うより『変』(大阪)
・去年もこの字にしたと思いますが、やはり年々自然災害が増えたり季節の間隔が早くなったり感じずにはいられないかな(東京)
・夏が、夏らしい日が少なかった。残暑でようやく夏を感じ… 秋が短い年でした。(栃木)

その他の上位は、雨・乱・荒

エリアごとに見てみても、一番多いのは「変」でしたが、2位は、エリア毎に違っていました。

【雨】が多かったエリア
四国は、台風による雨。東北・関東・甲信では、8月はほぼ毎日雨が降ったり、10月も毎週末のように雨だったのが、印象的だったようです。

【乱】が多かったエリア
北海道や北陸は、寒暖差が大きかった事が挙げられていました。
東北・東海・中国・沖縄では、台風による影響のようです。

【荒】が多かったエリア
近畿、九州は、2週連続で接近した台風や、線状降水帯による河川氾濫などが挙げられていました。

※東北は「雨」と「乱」が同率2位

過去4回のうち3回が「変」

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2014年から始まったこの調査では、4回のうちでなんと3回は「変」が最も多い結果となっています。

2014年 変
2015年 乱
2016年 変
2017年 変

異常気象が叫ばれている昨今、「変」は殿堂入りしていると言っても過言ではありません。あまり喜ばしい漢字ではありませんが…。
2018年は、どのような1年になるのでしょうか。