馬蹄渦による雲とは?
大気中には私たちの目には見えない空気の流れがあり、いろいろな場所で多種多様な渦を作っています。「馬蹄渦」もそのうちのひとつです。
「馬蹄」とは、その字のとおり馬の蹄(ヒヅメ)のこと。たしかに蹄鉄にそっくりです。
空気の渦はそのままでは不可視ですが、雲によって可視化されると、このようなU字型の雲が見られることがあるのです。
「馬蹄」とは、その字のとおり馬の蹄(ヒヅメ)のこと。たしかに蹄鉄にそっくりです。
空気の渦はそのままでは不可視ですが、雲によって可視化されると、このようなU字型の雲が見られることがあるのです。

馬蹄渦による雲は、積雲が消えかけているときに出来やすい現象です。
今日の関東は比較的乾いた空気に覆われ、雲が出来ては消えてを繰り返すような大気状態でしたので、この雲が見られるチャンスだったというわけです。
またこの雲は、出現しても数十秒程度で形を変えて消えてしまうそうで、まさに“一瞬の芸術”だということです。
今日の関東は比較的乾いた空気に覆われ、雲が出来ては消えてを繰り返すような大気状態でしたので、この雲が見られるチャンスだったというわけです。
またこの雲は、出現しても数十秒程度で形を変えて消えてしまうそうで、まさに“一瞬の芸術”だということです。
そら博などでもおなじみ、気象庁の雲研究者 荒木健太郎さんが、これらの投稿写真を見て解説してくださいました!
【参考ツイート】
— 馬蹄渦(ばていうず,Horseshoe vortex)!積雲が消散してるときとかに出会えたりする雲で,大気中の渦の管を雲が可視化したものです.馬のひづめみたいだから馬蹄渦.『#雲を愛する技術 』でも詳しく解説してます.
RT pic.twitter.com/ojplIfKaTh — 荒木健太郎@雲を愛する技術12月14日発売 (@arakencloud) 2017年12月9日
見えないものが雲によって見えてくる…とても興味深いですね!みなさんも空を見上げると面白い発見があるかも!?