ウェザーニュースの会員の皆さんに「最近、野菜の値段どう？」と質問。高い・普通・安い・分からないの4択で回答して頂きました。

その結果、全国の約7割が最近の野菜は「高い」と感じている事が分かりました。エリアごとに見ても、あまり大きな違いはありません。
ただ、男女別に見てみると、なんと高いと思っている女性は8割以上にのぼっています。

農林水産省が発表した東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格見通しによると、12月は以下の野菜は平年より高値となる見込みとの事。

・だいこん
・はくさい
・キャベツ
・ほうれんそう
・ねぎ
・レタス

そうなんです！本格的な鍋シーズンにも関わらず、どれも鍋によく入れる野菜ではありませんか！
しかも、ピーマンやナスなどは平年並みではあるものの、夏野菜のために、この時期はそもそもの値段が高くなっています。これは、お財布にとって厳しい…。

最近、そこまで悪天候ではなかったような気がするのですが、なぜなのでしょうか。

同じく農林水産省の発表によると、どれも10月の長雨や台風が原因との事。
10月の台風と言えば、21号（ラン）と22号（サオラー）が2週連続で日本を直撃したのを、覚えている方も多いのではないでしょうか。

台風21号は、史上初めて大きさが「超大型」のまま上陸し、衆院選の投開票日を直撃。強風域の直径が最大で2200kmとなり、これは統計開始以来２番目大きさとなりました。

台風22号も、太平洋側を中心に大雨や暴風をもたらしました。台風から温帯低気圧に変わった後も爆弾低気圧にまで発達。東京や大阪で木枯らし1号が吹き、北日本も暴風に。

これら2つの台風は、消滅してから1ヶ月以上が経っているにも関わらず、私達の生活に影響を及ぼしていることになります。

恐るべし、台風。