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国が決めた「日本一寒い地域」はここだ!

2023/01/30 07:49 ウェザーニュース

日本一寒い地域はどこでしょうか? 実は政府が認定している「寒冷地」があるのです。

法律で定められた寒冷地

寒い地域に住む国家公務員は暖房費もかかるだろうということで、政府はその地域の寒さに応じて寒冷地を1級地から4級地に区分し、「寒冷地手当」を支給しています。「国家公務員の寒冷地手当に関する法律」(1949年制定)に地域区分も記載されているのです。

最も寒い地域は「1級地」に区分され、北海道の旭川市(1902年に国内最低気温–41.0℃を記録)や「日本一寒い町」をウリにしている陸別町など内陸が指定されています(下記参照)。同じ北海道でも札幌は「2級地」、函館市は「3級地」というように細かく区分されています。
内閣府内閣人事局給与担当者によると、「区分は気象庁のデータをもとに気温と積雪量で決めています。気象庁のデータが更新されれば区分も見直され、最近では2014年に変更されました」とのこと。

「寒冷地手当」の内容は?

「寒冷地手当」が支給されるのは、北海道、青森県(以上は全域)、岩手県、秋田県、山形県、福島県、群馬県、新潟県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、広島県(以上は一部地域)で、11月〜3月の5ヵ月間、下記の「寒冷地手当」が毎月支給されます。
政府認定の「日本一寒い地域」。民間企業もそれに準じて手当を出すケースもあるそうです。
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