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「満月ヨガ」が効果的な理由

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2017/12/02 18:31 ウェザーニュース

最近、満月のチカラを取り入れた「満月ヨガ」が流行っています! その名の通り満月のタイミングで行うヨガですが、なぜ満月なのか? その秘密を暗闇ヨガフィットネススタジオ「BEING YOGA」代表の中川瑞穂さんに聞きました!

満月に行うヨガ

「BEING YOGA」では、スタジオを暗くし、天井に夜空のプラネタリウムを投影するなかで、「月礼拝(三日月のポーズや三角のポーズなどを連続で行うポーズシークエンス)」などを中心としたヨガを行います。約50分のレッスンが終わると、皆さん「気持ちよかった〜」とスッキリした表情に。なぜ、満月の日のヨガが効果的なのでしょうか?

月が満ちるタイミング

「月は、地球の周りを回りながら約29.5日周期で満ち欠けを繰り返しています。その重力が海の潮の満ち引きを起こすなど、地上に大きな影響を与えていますが、私たちの身体とも無関係ではありません。例えば、骨盤の左右の開きは微かに変わるものですが、満月には開き、新月に閉じるのです。また、満月の日には気持ちが高揚しやすく、喜怒哀楽が激しくなるなど、月の周期と人間のリズムには関係があるのです」(中川さん)

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アロマを焚きながら「月礼拝」などのポーズを行う

暗闇で自分と向き合う

また、日々のストレス・肩こり・生理不順といった、身心の不調も、満月のタイミングにヨガをすることで刺激され、整いやすくなる、と言います。

「満月は、エネルギーが満杯になるときです。満月ヨガでは、前半に骨盤を開くポーズを行い、後半に閉じる動きをします。また、頭が心臓の位置より下になるポーズを中心に、気持ちを落ちつかせる動きも多い。暗闇のなかで行うので、他の人を気にすることなく、より自分のなかに意識を向けていくことができます。50分ほど体を動かした後、シャバ・アーサナ(両手を軽く広げた仰向け寝のポーズ)を行うと、スーッと意識が遠のくようになり、深いリラックスが得られます。満月ヨガは、体調を整える効果も高いのですが、頭がクリアになったという感想も多いですね」(中川さん)

月のチカラを実感

中川さん自身もヨガと月のチカラを実感した一人。東京大学経済学部を卒業後、外資系投資銀行で働いていた中川さんは、激務から体の不調に悩まされていたのです。

「当時は心身ともに疲れ果てていたのですが、ヨガの『月礼拝』を行ったら、すごく効果があったのです。体の冷えや生理不順も改善しました。「BEING YOGA」を設立して、お客さまに月のチカラに興味をもつ人も多かったことから、満月ヨガをはじめました」(中川さん)

今では、ヨガ好きの人だけでなく、スピリチュアルな意味で月に興味のある人やヨガ初心者まで、さまざまな人が満月ヨガを楽しんでいると言います。

「満月ヨガは、行う前と行った後で変化を感じてもらいやすいのも特長。満月と新月のタイミングでレッスンを受けている人もいます。ぜひ、チャレンジしてみてください」(中川さん)

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「BEING YOGA」代表の中川瑞穂さん

参考資料など

株式会社Being Yoga Japan http://beingyoga.jp/
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