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雪道運転の注意ポイント

2017/11/29 17:27 ウェザーニュース

今回は、雪道運転のポイントをご紹介します。スキー場などへ行く前に確認しておきましょう。
雪国の方にとっては常識かもしれませんが、復習のためにとご一読ください。

雪道3大原則

まずは大前提。
何でも急のつく操作は大変危険です。

急発進をしない
急ハンドルをしない
急ブレーキをしない

具体的な注意ポイント

◆ドライブ前の注意点
・大型車はチェーン装着
・一般車はスタッドレス装着(ノーマルタイヤは言語道断!)
・雪にはまった時のためのスコップを準備
・ブレーキ等、とっさの事態に対応できる車のメンテナンス
・スキー板などの積荷をシッカリ固定
・目的地までの天気チェック

◆発進時の注意点
・オートマチック車ならクリープ現象を使う
※クリープ現象:アクセルペダルを踏まなくても車がゆっくり動く現象
・アクセルはゆっくり踏み込みタイヤを空回りさせない。
・昼間でも必ずライトを点灯
・発進前に安全なところでブレーキをチェック。軽くブレーキを試し踏みして雪上の制動感覚を確認

◆走行時の注意点
・ブレーキとハンドル、アクセルとハンドルの同時操作をしない。
・車間距離はたっぷり取る。
・前車のブレーキランプを見たら、すかさずブレーキ。
・カーブや下り坂の手前では必ず減速し、シフトダウン。
・道路の端は走らない。雪に埋もれた側溝やガードレールがあるかも。
・対向車が接近した時はアクセルを緩めて速度を落す。

◆停車時の注意点
・ブレーキはジワーッと踏み込みタイヤを空回りさせない。
・サイドブレーキはかけずにPレンジのみで停車。ワイヤーが凍って戻らなくなる事も。
・長い間駐車する時はワイパーをあげておく。雪の重みで曲がることがあります。

◆吹雪時の注意点
・突然視界が閉ざされた時は、アクセルを戻しそのまま進行。
・前車のテールランプが見え隠れするくらいで、追従する。
・やむなく停止する時は、左に寄ってハザードランプを点灯。
▽地吹雪危険箇所
防風林や切り通しが途切れたところ・トンネルの出入り口付近・坂の頂上・谷底部分など

◆凍結路面の注意点
・気温0℃前後の凍結路面は特に滑る。
・目の前にアイスバーンを発見したら、アクセルを戻しただけで突っ切るのが安全。
・ブラックアイス(道路上で融けた水が再び凍ったもの)は見た目には分かりにくく、夜間は特にわかりにくい。
・凍っていそうなところは予測しながら運転を。
▽凍結危険箇所
日陰の道路・橋の上・トンネルの出入り口・峠道・交差点、カーブ

雪道の種類

(左)シャーベット路面
雪がとけてドロドロになっている状態で、事故率が最も高いといわれている路面です。
これからの季節は気温が上がり、このようなシャーベット状態の道路が増えてきます。車の運転はくれぐれも慎重に。

(右)圧雪路面
雪が踏み固まった状態です。シャーベット状の路面やアイスバーン状態の路面に比べると危険は少ない方ですが、油断は禁物です。
(左)アイスバーン
スケートリンクのように凍ってツルツルと滑る路面です。これからの季節、昼間は気温が上がって氷が解けても、再び夜間に気温が下がって凍りついてしまうケースが多くなります。

(右)ブラックアイスバーン
一見、濡れているだけに見えますが油断は禁物。スケートリンク状態の路面です。特に夜や明け方の暗い時間は要注意です。


慣れない方にとって雪道運転はとっても危険です。どうしても運転する必要がある場合は、無理せず安全第一でお願いします。
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