手袋を剥(む)く理由
「まずは、限りなく手にフィットしたものを選ぶこと。『手よりも小さい手袋』。それがエレガントな手袋選びの理想です」(「フィット・ライク・ア・グローブ」という上流階級の慣用句がある)。俗に『爪の形がくっきり浮かびあがる手袋』なんてことが言われたものです。いつもよりもひとサイズ小さいものを選びましょう」
「では、『手よりも小さい手袋』を、どうやって脱ぐのか。実は手袋は脱ぐものではないのです。正しくは、『剥(む)く』ものなのです。手袋をよく見てください。ファッショナブルな手袋には必ずスリットが入っています。そのスリットを上手に使って、『剥く』。つまりは、手袋を裏返すわけです」
「手袋の半分、要するに指の付け根あたりまで裏返したところで、『手を洗う』。あたかも手を洗うようなしぐさをします。すると手袋は楽に脱げるというわけです。この手袋の脱ぎ方が、上流階級では最高に優雅なふるまいとされているのです」(出石さん)
「では、『手よりも小さい手袋』を、どうやって脱ぐのか。実は手袋は脱ぐものではないのです。正しくは、『剥(む)く』ものなのです。手袋をよく見てください。ファッショナブルな手袋には必ずスリットが入っています。そのスリットを上手に使って、『剥く』。つまりは、手袋を裏返すわけです」
「手袋の半分、要するに指の付け根あたりまで裏返したところで、『手を洗う』。あたかも手を洗うようなしぐさをします。すると手袋は楽に脱げるというわけです。この手袋の脱ぎ方が、上流階級では最高に優雅なふるまいとされているのです」(出石さん)
手袋を付ける時は?
「脱ぐ時の逆でいいんです。まず半分ほど裏返して、指だけをきっかり入れる。その後に、残り半分をもとに戻せばいいだけです。これで完全にフィットした手袋を装着できます」(出石さん)