体調で天気予報ができる!?
ゲリラ雷雨で症状が悪化
医師の久手堅(くでけん)司さんが、「せたがや内科・神経内科クリニック」(東京都世田谷区)を開業したのは4年前。
診療科目に「頭痛外来」「肩こり首こり外来」を掲げていたこともあり、他の医療機関では診断がつかずに訪れる患者が少なくなかった。
久手堅さんは語る。
「患者さんの訴えを聞くと、『ゲリラ雷雨のときは特に頭痛がひどい』『関節の痛み方で天気予報ができるほどです』と言う人がいました。症状の悪化は天気が原因と思わざるを得ませんでした」
診療科目に「頭痛外来」「肩こり首こり外来」を掲げていたこともあり、他の医療機関では診断がつかずに訪れる患者が少なくなかった。
久手堅さんは語る。
「患者さんの訴えを聞くと、『ゲリラ雷雨のときは特に頭痛がひどい』『関節の痛み方で天気予報ができるほどです』と言う人がいました。症状の悪化は天気が原因と思わざるを得ませんでした」
「気象病外来」を開設
久手堅さんは頭痛や関節痛、めまいなどと天気の関係を調べた。
すると「気象病」や「天気痛」というテーマの研究論文があった。説得力もあった。
「それまでの患者さんの訴えと気象データを照らし合わせると、気圧が下がると症状が悪化する人がいました。医学的に気象病は認められていませんが、気象病と病名をつけないと治せない患者さんも多いので、昨年9月に『気象病外来』を新たに開設しました」(久手堅さん)
「気象病外来」は珍しいため、今年に入りテレビや新聞が取り上げた。すると北海道や沖縄など遠隔地から訪れる患者さんもいた。
すると「気象病」や「天気痛」というテーマの研究論文があった。説得力もあった。
「それまでの患者さんの訴えと気象データを照らし合わせると、気圧が下がると症状が悪化する人がいました。医学的に気象病は認められていませんが、気象病と病名をつけないと治せない患者さんも多いので、昨年9月に『気象病外来』を新たに開設しました」(久手堅さん)
「気象病外来」は珍しいため、今年に入りテレビや新聞が取り上げた。すると北海道や沖縄など遠隔地から訪れる患者さんもいた。