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【週刊地震情報】宮城県沖で震度4発生も、地震回数は少なめ

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2017/11/12 11:06 ウェザーニュース

最近一週間の国内の全体の地震回数は前の週とほぼ同水準でした。10月半ばからは比較的地震の少ない状況が続いています。震度3以上の地震は1回のみです。(11月6日~11日の集計)

宮城県沖で震度4

唯一発生した震度3以上の地震は、11月11日(土)1時42分頃の宮城県沖を震源とするM4.9の地震です。

規模は比較的小さかったものの、震源が陸地に近い所だったため、塩竈市で震度4、宮城県の広い範囲と岩手県の南部で震度3を観測しました。

また、強い揺れこそ観測しませんでしたが、規模の大きな地震としては9日(木)16時47分頃に八丈島東方沖で発生したM6.1があります。この付近は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界にあたり、しばしば強い地震が発生しています。

1972年には今回よりやや西の震源でM7.2の地震が発生し、八丈島で震度6(当時)を観測。和歌山県の串本では35cmの津波が到達しました。

大西洋中央海嶺でM6超の地震

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アメリカ地質調査所の地震マップ
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。11日に発生したM6.3の地震は大西洋中央海嶺付近で発生した地震です。

同じプレート境界でも、プレート同士がぶつかるエリアでは、M8を超えるような巨大地震が発生することがあり、メカニズムも逆断層型と、津波を引き起こすようなタイプが見られます。

一方、プレート同士が離れるエリアはM7クラスが時々発生するくらいで、津波が発生しにくい横ずれ型が大部分です。

海嶺そのものが陸地から離れていることもあり、強い地震でも被害が出ることは稀と言えます。
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