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曲がる位置で影響左右
台風22号、世界の進路予想

2017/10/24 21:04 ウェザーニュース

24日15時に台風22号が発生。21号の影響が記憶に新しい中、今回も同じコースを通るのか?各機関の予想は日本へ接近する、しないで予想が分かれています。
→厳選3機関による今後の進路比較

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24日18時時点での気象庁発表の台風進路予想。沖縄や本州への直撃はせず、途中で東へ曲がって日本の南の海上を進む予想となっています。

機関ごとに異なる「く」の字コース

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6カ国(日本、アメリカ、豪、香港、韓国、英国)、1エリア(欧州)の合計13機関の進路予想をまとめています。

これによると、日本への上陸を伴う直撃コースを予想している機関は現時点ではなし。
前回21号ほどの列島直撃横断ということはなさそうです。かと言って油断できません。

「く」の字に曲がるという点で共通しています。ただし沖縄を直撃した後、本州の南の近くを通るコース。だいぶ南で東へ曲がり遠ざかっていくコースと違いはあります。

影響を左右する曲がる位置

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太平洋高気圧の張り出し具合が曲がる位置を決める
台風は太平洋高気圧の縁辺に沿って進みますが、この高気圧の西への張り出し具合の計算が機関によって異なり、これが現時点での微妙なコース差につながっていると言えそうです。

そして、肝心の影響度合いは「く」の字の曲がり始める位置で大きく異なります。

曲がり始める位置別の影響度

【1】沖縄付近でターン

沖縄諸島への直接の影響のほか、21号と同様に秋雨前線を刺激し本州で大雨が先行。また接近時は台風の外側の雨雲による直接の影響もあります。

【2】紀伊半島の南でターン

伊豆諸島は警戒。その他は大きな影響はなさそうです。

【3】小笠原近辺でターン

小笠原諸島では警戒。その他は大きな影響はなさそうです。

26日(木)午後で週末以降の影響判明か

現時点で各機関の予想の差が週末以降の天候におおきく影響してきます。26日(木)午後になると台風が曲がり始める位置が定まって来るため、詳しい影響をお伝えできそうです。今後も最新の情報を随時御確認下さい。
→厳選3機関による今後の進路比較
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