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【台風21号】過去台風シミュレートでは首都圏の交通網寸断も

2017/10/22 12:13 ウェザーニュース

超大型で非常に強い台風18号は暴風域伴いながら、本州に向かって北上しています。今後は速度を上げながら本州に接近。23日(月)に本州に上陸する恐れがあり、このようなコースで接近すると、首都圏の週明けの交通に大打撃を与える可能性があります。では実際どのような影響が想定されるでしょうか。
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静岡〜関東に大打撃を及ぼした
2014年台風18号に着目

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静岡~関東への影響度として一つ着目している台風が2014年台風18号。この台風は以下の3つの点で台風21号のケースにとても似ており、同じような影響が出る可能性が高くなっています。

1.上陸時のタイミング(週明けの月曜日)
2.上陸場所(静岡を中心とした東日本エリア)
3.上陸時の勢力(960hPa前後を予想)

では具体的に2014年台風18号が及ぼした影響について振り返ります。

東西を結ぶ大動脈が寸断

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JR東海道線 由比〜清水間土砂崩れ(2014年10月6日)
2014年台風18号では、東海〜関東を中心に広い範囲で総雨量200mmを超える大雨となり、静岡県や神奈川県では、1時間に50mmを超える激しい雨を記録しました。

このため、

【鉄道】東海道新幹線は約100本が運休。JR東海道線は沿線土砂崩れにより長時間運休

【道路】東名高速道路で土砂崩れにより長時間通行止め

になるなど、東西を結ぶ大動脈が寸断されました。

今回の影響はどうなる?

台風の被害事例から今回の台風の被害をシミュレートしましたが、今回もこのレベルまで影響する可能性が非常に高くなっています。週明けに出張を予定されているは今のうちに予定を変更しておいたほうが良さそうです。また、これらのケースを元に各交通機関の週明けの体制が出揃うのが今日の夕方頃になりそうですので、最新の交通への影響はこまめにご確認下さい。

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