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【台風】“超大型”に発達 2001年以降で8例のみ

2017/10/20 18:00 ウェザーニュース

日本に向かって北上中の台風21号は“超大型”にまで発達。週末〜週明けにかけて日本に接近・上陸する見込みとなっていますが、広いエリアで長い時間、暴風に警戒が必要です。

>>都道府県毎の影響を確認する

2001年以降発生した台風の
わずか2%が「超大型」

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2001年以降に発生した台風404個のうち、「超大型」にまで発達したのはわずか8個のみ。この事からも、異例の大きさにまで発達した台風である事が分かります。

上記の中で3例は日本に上陸しましたが、日本へたどり着くまでに少しずつ小さくなり、いずれも「大型」となっていました。

超大型の台風とは?

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台風の大きさは、大型と超大型の2種類に分けられます。

大型台風は、風速15m/s以上の半径が500km〜800km未満のものを指します。そのさらに上をいく超大型は、風速15m/s以上の半径が800km以上。

上の図は、それぞれの台風を日本列島と比較したものです。超大型ともなると、日本がほぼ覆い隠されるほどの大きさとなります。

2001年以降、初の台風となる恐れも

2001年以降、「超大型」のまま日本に上陸した事はありません。現在の海水温は高い状態のため、「超大型」のまま日本に上陸する可能性も残っています。

超大型のまま上陸すると、台風や秋雨前線による大雨に加えて、広範囲かつ長期間にわたって、暴風が続く恐れがあります。

引き続き、最新の台風情報にこまめに確認し、万全の台風対策を行って下さい。
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