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【週刊地震情報】日本付近の地震回数は減少

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2017/10/17 16:47 ウェザーニュース

最近一週間の国内の全体の地震回数は前の週よりも少なくなりました。震度3以上の地震も2回で、ここ数ヶ月では最も静穏な一週間と言えます。(10月9日~14日の集計)

東北沖の活動は引き続き活発

この所、地震が目立つ東北の沖合は引き続き活動が活発と見れます。

9日(月)23時47分頃は宮城県沖でM4.1の地震が発生。規模はそれほど大きくなかったものの、震源が陸地に近かったため石巻市などで震度3を観測しました。

また、12日(木)15時12分頃には福島県沖でM5.1の地震が発生。M6クラスこそ発生していないものの、地震そのものは頻発しており、油断が出来ません。

南極プレート境界でM6クラスの地震発生

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アメリカ地質調査所の地震マップ
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は4回発生しています。そのうち3回は南半球の地震で南極プレートの境界付近で2回の地震が発生しました。11日に起きたM6.7の地震は南極プレートとアフリカプレートの境界付近。9日に起きたM6.3の地震は南極プレートとオーストラリアプレートの境界付近です。

いずれもプレートが離れていく場所で、こうした場に特徴的な横ずれ型のメカニズムで発生しました。プレート同士がぶつかり合う場所に比べると大きな地震は発生しにくく、M7を超えるような地震はアフリカプレート境界で1942年(M8.0)、オーストラリアプレート境界で1998年(M8.1)に見られる程度です。
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