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新燃岳 活発な火山活動が続く

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2017/10/14 18:34 ウェザーニュース

11日から噴火警戒レベル3(入山規制)が継続中


宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島山 新燃岳では、昨日13日(金)には連続噴火が停止していましたが、今朝14日(土)8時23分に再び噴火が発生。噴煙は火口上2300m(海抜3800m)まで上昇しました。

その後、14時20分になると、黒色の噴煙から白色の噴煙に変わり、気象庁は連続噴火停止と発表しましたが、再び15時05分から噴火が発生し、灰白色の噴煙が火口縁上1000mまで上がり雲に入りました。

16時現在も噴火が継続中です。今後も噴火の発生と停止を繰り返すことがあります。(気象庁火山解説より)

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宮崎県小林市(14日13時02分)
鹿児島県霧島市(14日16時18分)
14日昼頃には小林市のウェザーニュース会員の方から「普通の雨雲より少し濃いグレーの雲から降灰と降水があるのがわかりました。昨日、洗ったばかりの車も真っ黒です。」との報告が到着。

夕方、霧島市からは「外は硫黄のニオイが漂い灰と弱い雨が降り始めました。」との報告が届いています。

火山灰の拡散予測

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15日15時05分に海抜3000mまで噴き上げた時間から拡散予測を計算(14日17時30分発表)
噴火した場合、噴煙は北東に流れる予想。新燃岳近傍の南側や北東方面は降灰の可能性があります。
今日14日15時までには、新燃岳近傍の南側、霧島市と、東側の小林市、高原町で降灰が確認され、灰混じりの雨が降りました。

 今後、雨が降りやすい状態が続きますが、新燃岳上空は南東風、上空3000m以上になると南西〜西風となります。えびの市、小林市、高原町では降灰にご注意を。噴火に関する最新の情報をこまめに確認してください。

防災上の警戒事項等

・火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。
・噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
・爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
・引き続き地元自治体等が行う立入規制等に従ってください。
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