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【火山噴火】離れた場所でも油断できない“空振”とは

2017/10/11 14:09 ウェザーニュース

火山噴火時に災害につながる現象として火砕流、そして火山灰の降灰がよく知られていますが、離れた場所でも油断できない現象があります。
それが『空振』です。

噴火の衝撃が振動として伝わる

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空振とは噴火の衝撃が大気を伝って届く現象です。
窓ガラスが振動するなどの現象がみられ、さらに強い空振では、窓ガラスが破損するなどの被害が発生することがあります。

2011年の新燃岳噴火時はガラス破損被害

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2011年2月1日の新燃岳噴火による空振被害:鹿児島県霧島市
強い空振は、瞬間的な風として体感したり、耳が「つーん」という感じたりすることもあります。

山頂に面した窓ガラスは要注意

空振によるガラスの破損は、山頂に面した方向で発生しやすいといわれています。火山活動が活発になった場合、火山の山頂にに面した窓ガラスには近付かないようにしてください。また、事前に窓ガラスを強化しておくことも対策として有効です。
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