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【火山噴火】火砕流と土石流の違い

2017/10/11 07:17 ウェザーニュース

季節を問わずに起こりうる自然現象のひとつに、火山の噴火があります。この火山の仕組みを解説していきます。

火山の噴火とは、火口から火山灰や溶岩などを噴き出す現象のことを言います。火山が噴火すると、それに伴っていくつもの危険な現象が起こることもあります。

1.溶岩の流出
溶岩が通るとその高い温度によって建物や道路、田畑等は全て焼失します。

2.噴石
噴石は噴火によって火口からふき飛ばされた岩石などの噴出物のことで、火口から数キロメートル離れた場所まで飛ばされることもあり、広い範囲で被害を与えます。

3.火砕流
火砕流は高温の火山灰や岩石、火山ガス、空気、水蒸気が一体となって山を流れ下りるものです。その速さは時速数十キロメートルから数百キロメートルで、その流れの先にいた場合、避けることは不可能だといわれています。

4.土石流
土石流は岩石や土砂、倒された樹木、火山灰などが水と一緒になって流れ下りるもので、時速数十キロメートルの速さで進み、かなり離れたところまで流れていくため危険です。雨や雪解け水などによって誘発されることも多いため、火山活動がおさまってきていても、大雨の際は発生の可能性が高くなります。
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