福島県沖で規模の大きな地震相次ぐ
10月6日は福島県沖で規模の大きな地震が2回発生しました。16時59分頃にはM6.3が発生。こちらは震源が離れていたため、揺れは小さく最大震度は2でした。23時56分頃にはM5.9が発生、陸地に近い所で発生したため揺れは大きく、福島県内の一部で震度5弱を観測。東北から関東にかけての広域で震度3を記録しています。福島県内で震度5弱の地震が発生したのは、今年の2月28日以来のことです。
東北の沖ではここ最近、規模が大きめの地震が目立っています。9月21日に三陸沖(M6.3)、9月27日に岩手県沖(M6.1)に続き、6日の2度の地震が発生しています。いずれも東日本大震災の活動域の地震と考えられます。すでに6年半が経過していますが、依然としてこのエリアの地震活動が活発な状況が続いています。今回は津波の発生や大きな被害にはつながりませんでしたが、いつ地震が来ても慌てないような備えは重要です。
日本以外の地震活動は静穏
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しています。前述した福島県沖の地震で、日本以外の地域は比較的静穏な一週間となりました。この期間はバヌアツやバリ島、メキシコなど地震より火山活動が目立っています。特に地震が相次いだメキシコのポポカテペトル山の活動は噴火の規模が拡大しないか注目です。