■近畿
2017年の夏、7月は梅雨前線により日本海側ほど曇りや雨の日が多く、8月は前線や台風5号の影響で大阪府や京都府、滋賀県を中心に晴れた日が少なくなり、雄花の生長に不向きな天候となりました。
■飛散量予想
平年を下回り、42%~89%の予想。2017年シーズンと比べても54%~89%に留まる見込みです。
平年比 2017年比
滋賀 42% 54%
京都 69% 80%
大阪 55% 60%
兵庫 77% 88%
奈良 51% 83%
和歌山 89% 89%
■山陰
2017年の夏、7月の日照時間は平年よりやや多く、8月も太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多くなりました。
■飛散量予想
花粉の雄花の生長に適した天候ではあったものの、2018年は“裏年”の傾向にあることを踏まえると、2018年シーズンの飛散量は平年よりやや少ない70%に留まる予想です。
ただ、飛散量が少なかった2017年シーズンと比べると、鳥取県は108%、島根県は97%の予想なので、2017年シーズンに花粉症の症状が辛かった方は特に対策が必要です。
平年比 2017年比
鳥取 70% 108%
島根 70% 97%
■山陽
2017年の夏、7月は梅雨前線の影響により曇りや雨の日が多くなりました。一方、8月は太平洋高気圧に覆われて日照時間は平年よりやや多く、ひと夏を通じてみると平年並の日照時間でした。
■飛散量予想
花粉の雄花の生長に問題ない天候ではあったものの、2018年は“裏年”の傾向にあることを踏まえると、2018年シーズンの飛散量は平年よりやや少ない71%~89%の予想です。
2017年シーズンと比べても66%~92%に留まる見込みです。
平年比 2017年比
岡山 71% 66%
広島 75% 74%
山口 89% 92%
■四国
2017年の夏、7月は梅雨前線の影響により曇りや雨の日が多く、特に高知県では日照時間が平年よりも少なくなりました。8月は平年並に晴れて暑くなりました。
■飛散量予想
雄花の生長に不向きな天候に加え、2018年は“裏年”となり、前年より飛散量が減少する傾向となりそうです。
平年の45%~87%の予想で、2017年シーズンと比べても52%~89%に留まる見込みです。
平年比 2017年比
徳島 55% 57%
香川 55% 56%
愛媛 87% 89%
高知 45% 52%
■九州北部
■夏の天候
2017年の夏は、太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多く、ひと夏を通じてみると平年並の日照時間となりました。中でも福岡県や佐賀県、長崎県は7月の日照時間が平年よりやや多く、雄花の生長に適した天候となりました。
■飛散量予想
福岡県や佐賀県、長崎県では平年よりやや多い111%~119%、2017年シーズンと比べると75%~101%の予想です。
一方、7月に比較的前線の影響を受けやすかった大分県や熊本県は、平年を下回る見込みです。2017年シーズンと比べても59%、66%に留まる予想です。
平年比 2017年比
福岡 115% 101%
佐賀 119% 100%
長崎 111% 75%
大分 65% 59%
熊本 83% 66%
■九州南部
■夏の天候
2017年の夏、7月は梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多くなりました。
一方、8月は太平洋高気圧に覆われて日照時間は平年よりやや多く、ひと夏を通じてみると平年並の日照時間でした。
■飛散量予想
鹿児島県と宮崎県は平年並の予想です。また、2017年シーズンと比べると118%、91%の予想なので、2017年シーズンに花粉症の症状が辛かった方は特に対策が必要です。
平年比 2017年比
宮崎 101% 91%
鹿児島 107% 118%
参考資料など
「平年」について
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2008年〜2017年の10年間平均
夏の天候:1981年〜2010年の30年間平均
花粉飛散量:2008年〜2017年の10年間平均