九州でカメムシ大量発生!
カメムシを見かける時期になり、ウェザーニュースではカメムシの発生状況を調査しました。(調査期間:9/27〜9/28、参加人数:10,463名)
全国の会員の皆さんに「大量発生してる!」「例年より多く発生」「例年と同じくらい」「カメムシいない」の4択で質問したところ・・・
九州や四国の一部の地域を中心にカメムシが大量に発生していることが判明!!
全国の会員の皆さんに「大量発生してる!」「例年より多く発生」「例年と同じくらい」「カメムシいない」の4択で質問したところ・・・
九州や四国の一部の地域を中心にカメムシが大量に発生していることが判明!!
カメムシ大量発生にはスギ・ヒノキ花粉が関係!?
カメムシの発生数は、スギやヒノキ花粉の飛散量と関係があると言われています。
<スギ・ヒノキ花粉との関係>
カメムシはスギやヒノキの木に卵を産みます。産卵後、親世代は生涯を終えますが、卵から孵ったカメムシはスギやヒノキの実(球果)を餌にして成長し、秋には成虫になります。今の時期に見かけるのは、スギやヒノキの球果を食べて育ったカメムシなのです。
つまり、
スギ・ヒノキの花粉数が多い年は、
→カメムシのエサになる球果も多くなる
→カメムシ大量発生
となるわけです。
<スギ・ヒノキ花粉との関係>
カメムシはスギやヒノキの木に卵を産みます。産卵後、親世代は生涯を終えますが、卵から孵ったカメムシはスギやヒノキの実(球果)を餌にして成長し、秋には成虫になります。今の時期に見かけるのは、スギやヒノキの球果を食べて育ったカメムシなのです。
つまり、
スギ・ヒノキの花粉数が多い年は、
→カメムシのエサになる球果も多くなる
→カメムシ大量発生
となるわけです。
花粉が多かったエリアとほぼ一致!
会員の皆さんからカメムシの大量発生が報告された割合が高い九州では、今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散量が例年より多い県が集中していました。大量発生の報告が全国で最も多かった鹿児島県の花粉飛散量はほぼ平年並でしたが、近隣の県の花粉飛散数は多く、周辺エリアの影響を受けている可能性もあります。
高知県など一部のエリアで傾向が一致しないところもありましたが、全体的にスギ・ヒノキ花粉の飛散量が多いエリアほどカメムシが多くなっているといえそうです。
・北海道は?
スギ・ヒノキ花粉ではなくシラカバ花粉を対象に飛散量を調査しています。カメムシの大量発生と関係するスギ・ヒノキとは違う種類の木なので、北海道のカメムシ発生数はそれほど多くなっていない可能性があります。
スギ・ヒノキ花粉が大量に飛散した年は、カメムシの大量発生にも要注意です。
高知県など一部のエリアで傾向が一致しないところもありましたが、全体的にスギ・ヒノキ花粉の飛散量が多いエリアほどカメムシが多くなっているといえそうです。
・北海道は?
スギ・ヒノキ花粉ではなくシラカバ花粉を対象に飛散量を調査しています。カメムシの大量発生と関係するスギ・ヒノキとは違う種類の木なので、北海道のカメムシ発生数はそれほど多くなっていない可能性があります。
スギ・ヒノキ花粉が大量に飛散した年は、カメムシの大量発生にも要注意です。
参考資料など
ビワを加害するカメムシ類の生態と防除対策:https://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/seikafukyu/documents/h2303.pdf