種類の話の前に…
雲海の主成分である雲や霧は、どちらも空気中の水蒸気が水滴になり、その水滴が集まったものです。
この「空気中の水蒸気が水滴に変わる」には、空気の温度が下がる必要があります。
そもそも、空気が含むことのできる水蒸気量は決まっています。
ただし、その量は温度によって変化し、空気の温度が低い程含むことのできる水蒸気量は少なくなり、水滴へと変わるのです。
では、以上の話を踏まえた上で雲海の種類を見ていきましょう。
この「空気中の水蒸気が水滴に変わる」には、空気の温度が下がる必要があります。
そもそも、空気が含むことのできる水蒸気量は決まっています。
ただし、その量は温度によって変化し、空気の温度が低い程含むことのできる水蒸気量は少なくなり、水滴へと変わるのです。
では、以上の話を踏まえた上で雲海の種類を見ていきましょう。
秋に見ることができる雲海たち!
【放射霧の雲海】
夏に比べて日照時間が短くなる秋は、夜間の放射冷却によって地面が非常に冷えます。
すると地面に近いところの空気も冷やされ、空気中の水蒸気が水滴に変わることで放射霧が発生。
これが雲海となります。盆地に見られる雲海は、ほとんどがこのタイプです。
すると地面に近いところの空気も冷やされ、空気中の水蒸気が水滴に変わることで放射霧が発生。
これが雲海となります。盆地に見られる雲海は、ほとんどがこのタイプです。
【雨上がりの雲海】
雨上がりの地面は多くの水分を含んでいます。雨が上がってスッキリ晴れると、放射冷却によって早朝には雲海が発生します。
風が強いと雲海がその場に留まることができないため、天気が回復しても風が弱い、もしくは盆地のような周囲が山に囲まれていることが必要となります。
風が強いと雲海がその場に留まることができないため、天気が回復しても風が弱い、もしくは盆地のような周囲が山に囲まれていることが必要となります。
【川霧・湖霧・蒸気霧の雲海】
暖かい水面上に冷たい空気が流れこむと、水面からの水蒸気が冷やされて水滴が発生します。これは蒸気霧と呼ばれるもの。
放射霧の雲海や雨上がりの雲海は、局地的に発生しますが、蒸気霧は広範囲にわたって発生しやすいのが特徴です。
放射霧の雲海や雨上がりの雲海は、局地的に発生しますが、蒸気霧は広範囲にわたって発生しやすいのが特徴です。
秋は雲海を見に行こう!
これからの時期は雲海を見るにはピッタリの季節。色々なスポットに足を運んで雲海巡り…なんていうのも良いかもしれません。
参考資料など
【参照・参考元】
週末探検家 THE WEEKEND EXPLORER | MITSUBISHI MOTORS JAPAN「雲海の種類」http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/weekend-explorer/kind.html
週末探検家 THE WEEKEND EXPLORER | MITSUBISHI MOTORS JAPAN「雲海の種類」http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/weekend-explorer/kind.html