雲の形成

雲海の主成分である雲は、空気中の水蒸気が水滴となり、たくさん集まることで形成されます。
この水蒸気が水滴に変わる過程には種類があります。

1.空気が冷えることで空気中の水蒸気が水滴になる

空気が含むことのできる水蒸気量は決まっており、それは温度によって変化します。
温度が高ければたくさん水蒸気を含むことができ、逆に低ければ少ししか含むことはできません。

つまり、放射冷却や冷たい地面・水面によって空気が冷やされると、たくさん水蒸気を含むことができず、水滴となって現れるのです。

2.空気中の水蒸気が限界まで増えることで水滴ができる

先程も少し説明しましたが、空気は含むことのできる水蒸気の量が決まっています。そのため、雨上がりの湿った地面や暖かな水面から水蒸気をもらうと、含むことのできる水蒸気量をこえてしまいます。

1のように限界値は変わらなくても、物理的に水蒸気の量が増えてしまえば、含むことのできなかった分が水滴になるのです。

雲の天井の高さ

空気中の水蒸気が水滴に変わり、雲が発生しただけではもちろん雲海にはなりません。通常であれば、雲は上空に向かって発達していきます。
しかし、上空に暖かく乾燥した空気があると、それより上にいくことができず、雲の天井は低い位置にできることになります。次第に雲は横へ横へと広がり、雲海を形成していくのです。

高い位置で観察してみよう！

山々を覆うような雲海が発生したら、ぜひ全体を見渡せるような高いところで観察してみてください。
思わず写真を撮ることも忘れてしまうような美しい景色が広がっているはずです。
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参考資料など

【参照・参考元】
週末探検家 THE WEEKEND EXPLORER | MITSUBISHI MOTORS JAPAN「雲海の仕組み」http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/weekend-explorer/info.html