雁はどんな鳥?

雁は、カモより大きく、白鳥よりも小さいカモ目カモ科の水鳥の総称。
9月末頃から日本に渡ってきます。
日本に飛来する雁の8割近くが越冬することから、宮城県では県鳥に指定されています。
宮城県北部にある蕪栗沼や伊豆沼の他に、北海道の宮島沼、新潟県の福島潟も雁の飛来地として有名なようです。
昔は、雁の狩猟が行われていたようですが、現在では保護対象となっており、繁殖地の減少などが懸念されています。
9月末頃から日本に渡ってきます。
日本に飛来する雁の8割近くが越冬することから、宮城県では県鳥に指定されています。
宮城県北部にある蕪栗沼や伊豆沼の他に、北海道の宮島沼、新潟県の福島潟も雁の飛来地として有名なようです。
昔は、雁の狩猟が行われていたようですが、現在では保護対象となっており、繁殖地の減少などが懸念されています。
長旅を経て日本へ

雁は繁殖地であるロシアからはるばる日本にやってきます。
雁の繁殖地は北極圏に近いため、夏が短く、8月下旬になれば雪が降り出します。
夜を過ごす湖沼が雪や氷に覆われてしまうと、生活ができなくなってしまうので、拠点を南に移していきます。
渡り経路としては、
繁殖地(ペクルニイ湖)→カムチャッカ半島→北海道→秋田県→宮城県
飛行する距離は実に4000km!
なんとも果てしない距離ですが、この長い距離を渡るために雁たちはある工夫をしているんです。
雁の繁殖地は北極圏に近いため、夏が短く、8月下旬になれば雪が降り出します。
夜を過ごす湖沼が雪や氷に覆われてしまうと、生活ができなくなってしまうので、拠点を南に移していきます。
渡り経路としては、
繁殖地(ペクルニイ湖)→カムチャッカ半島→北海道→秋田県→宮城県
飛行する距離は実に4000km!
なんとも果てしない距離ですが、この長い距離を渡るために雁たちはある工夫をしているんです。
合理的な飛び方

雁の仲間はV字に編隊を組み、長距離を移動します。
もちろんこれはパフォーマンスではなく、しっかりとした理由があります。
鳥が空を飛ぶ時、羽をパタパタと上下させますが、この時、上昇気流が生まれます。斜め後ろを飛ぶ鳥がこの上昇気流にうまくのると、体を持ち上げる力が発生するため、少ないエネルギーで飛ぶことができます。
ちなみに、先頭はかなり体力を使うため、ずっと同じ雁が担当するのではなく、時折交代します。
そうして、1匹で飛ぶよりも遥かに長い距離の飛行を可能にしているのです。
もちろんこれはパフォーマンスではなく、しっかりとした理由があります。
鳥が空を飛ぶ時、羽をパタパタと上下させますが、この時、上昇気流が生まれます。斜め後ろを飛ぶ鳥がこの上昇気流にうまくのると、体を持ち上げる力が発生するため、少ないエネルギーで飛ぶことができます。
ちなみに、先頭はかなり体力を使うため、ずっと同じ雁が担当するのではなく、時折交代します。
そうして、1匹で飛ぶよりも遥かに長い距離の飛行を可能にしているのです。
参考資料など
【参考・参照元】
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)「目撃者の証言:ガンの「渡り」が変わってゆく」https://www.wwf.or.jp/activities/climate/witness/2010/04/post-125.html
雁の里親友の会「ガン類の主な渡来地」http://shibalabo.eco.coocan.jp/top/1-1/1-1-3/jpmap.htm
マイナビニュース「渡り鳥が作るV字型編隊の謎」http://news.mynavi.jp/column/dokodemo_science/030/
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)「目撃者の証言:ガンの「渡り」が変わってゆく」https://www.wwf.or.jp/activities/climate/witness/2010/04/post-125.html
雁の里親友の会「ガン類の主な渡来地」http://shibalabo.eco.coocan.jp/top/1-1/1-1-3/jpmap.htm
マイナビニュース「渡り鳥が作るV字型編隊の謎」http://news.mynavi.jp/column/dokodemo_science/030/