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【台風】上陸の数に見る、10月も油断できない理由

2017/09/30 14:17 ウェザーニュース

 7月下旬以降、台風の発生が相次ぎ、8月の台風存在日数は歴代2位を記録。また9月も大型の台風が連休に襲来するなど、今年も台風の影響が各地で出ています。

 10月に入ると、そろそろ台風シーズンも秋の深まりとともに終了かな?と思いがちです。そこで2001年から先日の台風18号まで、日本に上陸した台風を旬別にまとめてみました。(再上陸した分の計算は除いています)

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 8月下旬が7個、9月上旬が8個で、台風上陸のピークは一見過ぎているようですが、まだ油断はできません。9月下旬が3個、10月に入っても上旬4個、中旬2個と、過去16年の結果からみても、少なくとも10月中旬までは、台風に対する注意が必要となりそうです。

 気象庁によると、9月20日現在の日本の南の海面水温の分布では、平年より高い海域が引き続きみられるとのこと。海面水温が高いほど台風のもととなる大気中の水蒸気量が多くなり、台風が発生しやすくなります。

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北西太平洋の海面水温平年差分布図(9月19日):気象庁より
 いまのところ近日中の台風発生の傾向は見られていませんが、発生するだけの海の環境はまだ継続しているとのことですので、注意が必要です。
>>イキナリ感が怖い「秋台風」とは?気をつけたい3つの特徴
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