空気中の水蒸気が相対的に多いほど波長の短い青色光が散乱し、波長の長い赤色は散乱されずに目に届くため、夕陽が赤くなります。
その赤い光が上空に広がる雲を下から照らすことで雲が赤く輝き、キレイな夕焼けを見ることができるのです。

　週末に接近するおそれがある、台風の北側には秋雨前線が停滞しており、また台風から非常に暖かく湿った空気が流れ込みはじめています。そのため大量の水蒸気が本州の太平洋側エリアに存在しています。

　鮮やかな夕焼けが見られたのはこのため。つまり、「台風が近づいている証拠」なのです。

　台風は徐々に東シナ海で東に向きを変え、17日(日)朝には九州に上陸する恐れがあります。その後は、日本列島を縦断する恐れがあり、3連休は西～東日本の広範囲で大雨や暴風など荒天の恐れがあります。交通にも影響が出る可能性が高いため、スケジュール調整など最新情報をこまめにご確認ください。