ペンギンとお天気の関係とは?
ケープペンギンのルーツ、南アフリカのケープタウンにも四季がある。ただし、ケープタウンは南半球にあるため北半球に位置する日本とは季節がほぼ逆。地中海性気候に属し、1年を通して比較的過ごしやすい気候といえる。
ケープペンギンも本来は約10~25℃の環境で暮らしているため、日本の気候でも環境さえ整えれば問題なく飼育していくことが可能とのこと。サンシャイン水族館のペンギンたちが、故郷の土地で暮らすようにのびのびとして見えるのはそのためだろうか。
取材当日は、気温37℃という猛暑日だった。この日の空飛ぶペンギンが泳ぐ水槽「天空のペンギン」内の水温は約26℃。必要以上に冷やしすぎない理由について、松戸さんは「人間よりペンギンのほうがデリケートなので、暑さと寒さにギャップが生じるとダメージを与えてしまうことも。なるべく外気と水温の差が大きくならないように工夫をしています」
角田「ペンギンは、日々変わる天気によって変化がありますか?」
松戸「水温の管理は、毎日0.1℃単位で細かくコントロールしています。そのほか、とくに気をつけているのが『強風』の吹く日です。水槽は上に蓋がなく開いているため、風が吹くとゴミや異物が飛来して水槽の中に入ってしまうケースがあります」
松戸「すると、好奇心のあるペンギンが近づき、ゴミや異物を誤って口にしてしまう危険性もあるのです。あとは、『大雪』ですね。実はリニューアル後、まだ冬を体験していないので、これからどんなことが起こるのか予測できない部分もあります」
ケープペンギンも本来は約10~25℃の環境で暮らしているため、日本の気候でも環境さえ整えれば問題なく飼育していくことが可能とのこと。サンシャイン水族館のペンギンたちが、故郷の土地で暮らすようにのびのびとして見えるのはそのためだろうか。
取材当日は、気温37℃という猛暑日だった。この日の空飛ぶペンギンが泳ぐ水槽「天空のペンギン」内の水温は約26℃。必要以上に冷やしすぎない理由について、松戸さんは「人間よりペンギンのほうがデリケートなので、暑さと寒さにギャップが生じるとダメージを与えてしまうことも。なるべく外気と水温の差が大きくならないように工夫をしています」
角田「ペンギンは、日々変わる天気によって変化がありますか?」
松戸「水温の管理は、毎日0.1℃単位で細かくコントロールしています。そのほか、とくに気をつけているのが『強風』の吹く日です。水槽は上に蓋がなく開いているため、風が吹くとゴミや異物が飛来して水槽の中に入ってしまうケースがあります」
松戸「すると、好奇心のあるペンギンが近づき、ゴミや異物を誤って口にしてしまう危険性もあるのです。あとは、『大雪』ですね。実はリニューアル後、まだ冬を体験していないので、これからどんなことが起こるのか予測できない部分もあります」
角田「曇りや雨の日には、屋外の展示ならではのご苦労がありますか?」
松戸「サンシャイン水族館には『ココロ動かす、発見がある』というキャッチコピーがついているのですが、曇りや雨の日はまさに見ていただいた人の心を動かす発見があると思います。曇りの日の空とペンギンのコントラストも面白いですし、写真に撮っても一つとして同じ画像にならないオンリーワンの魅力があります」
松戸「雨の日は、個人的にも好きでおすすめです。水槽に雨粒がポツポツと落ちるたびに水の輪ができて、これが幾重にも折り重なって美しい。水槽の下に入れば、濡れることなく雨の日のペンギンをゆっくり眺めることができます」
松戸「サンシャイン水族館には『ココロ動かす、発見がある』というキャッチコピーがついているのですが、曇りや雨の日はまさに見ていただいた人の心を動かす発見があると思います。曇りの日の空とペンギンのコントラストも面白いですし、写真に撮っても一つとして同じ画像にならないオンリーワンの魅力があります」
松戸「雨の日は、個人的にも好きでおすすめです。水槽に雨粒がポツポツと落ちるたびに水の輪ができて、これが幾重にも折り重なって美しい。水槽の下に入れば、濡れることなく雨の日のペンギンをゆっくり眺めることができます」
空飛ぶペンギンを撮るベストポイント!
空、光、水、緑に満ちた屋外エリアには、「天空のペンギン」と「草原のペンギン」をはじめとする数多くの見どころがある。郊外型の水族館とは異なり、「どこかに出かけたついでに立ち寄れる」「短時間で館内を回ることができる」都会型の水族館の手軽さも人気を支えている。
さらに、最近は訪れる人の大半がカメラや携帯電話で空飛ぶペンギンを撮影しているというが、ペンギンは色やフォルム、愛らしい風貌が抜群のフォトジェニックな生き物だ。
角田「私もときどきインスタグラムをやっているのですが、『天空のペンギン』のなかでも『このタイミングに、このポジションで撮るのがベスト』といった、知る人ぞ知るおすすめの撮影のポイントはありますか?」
松戸「おすすめの時間帯は午前中です。太陽が昇ってくる時間と方角を考えると、『天空のペンギン』の水槽を正面にしたときに向かって右のほうに立ち、上方にカメラを構えて撮影するといいでしょう」
松戸「朝の澄んだ空気いっぱいの真っ青な空を背景に、空飛ぶペンギンのお腹に当たって反射する太陽の光が眩しいほど輝いて、それは素敵な写真になりますよ。もっと厳密に言うと、今の時季なら10時のオープン直後から1時間ほどたった頃が、光が絶妙な加減で映り込みますね」
さらに、最近は訪れる人の大半がカメラや携帯電話で空飛ぶペンギンを撮影しているというが、ペンギンは色やフォルム、愛らしい風貌が抜群のフォトジェニックな生き物だ。
角田「私もときどきインスタグラムをやっているのですが、『天空のペンギン』のなかでも『このタイミングに、このポジションで撮るのがベスト』といった、知る人ぞ知るおすすめの撮影のポイントはありますか?」
松戸「おすすめの時間帯は午前中です。太陽が昇ってくる時間と方角を考えると、『天空のペンギン』の水槽を正面にしたときに向かって右のほうに立ち、上方にカメラを構えて撮影するといいでしょう」
松戸「朝の澄んだ空気いっぱいの真っ青な空を背景に、空飛ぶペンギンのお腹に当たって反射する太陽の光が眩しいほど輝いて、それは素敵な写真になりますよ。もっと厳密に言うと、今の時季なら10時のオープン直後から1時間ほどたった頃が、光が絶妙な加減で映り込みますね」
角田「キラキラ輝く空飛ぶペンギンの画像をアップしたら、間違いなく反響が大きいでしょうね。今日はありがとうございました」
参考資料など
【取材協力】
サンシャイン水族館
http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium
サンシャイン水族館
http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium