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最悪の状況下で知っておきたい!究極の“生存術”ベスト3(2)

2017/09/01 23:23 ウェザーニュース

※こちらの記事はウェザーニュースの月刊デジタルマガジン「月刊SORA」に掲載中の記事を一部編集してご紹介しています。

3. 川の水や雨水を飲み水にする方法

水は人間が生きる上で最も重要なものです。各家庭で非常時に備えて水の備蓄をしている人もいるでしょう。しかし、地震・津波・洪水で備蓄していた物品を一気に失うことがあります。

そんな場合、川や池の水、雨水を飲み水として活用できるといいですよね。実は既製の防災用品に頼らなくても、身近な用品と自然界にあるものだけで、飲み水を作ることができるのです。

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簡易濾過器の構造
用意するものはペットボトル、ガーゼ類、小石や砂利など。ペットボトルの底を切り取り、上の図のような配置で石などを詰め、上部から水を流します。すると余計な汚れがいくつかの層で濾過(ろか)され、綺麗になった水が下から流れ出てくるのです。

本来はこの後に煮沸(しゃふつ)をして細菌を殺す必要がありますから、ガブガブ飲むのは控えた方がいいでしょう。この方法はあくまでも一時的なサバイバル飲料水だと考えてください。

番外編. 非常食の切り札とは?

水さえあれば1週間は生き延びられるとはいっても、やはり食事をしないわけにはいきません。そんな飲み水にすら困っているような状況では、水や火力を必要としない食品が力を発揮します。

発酵学者の小泉武夫博士が書かれた『賢者の非常食』の中にその答えがありました。ざっと挙げてみましょう! 

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鰹節を1本置いておくと良い
鰹節、納豆、味噌、スルメ、干し芋、お煎餅、飴、羊羹(ようかん)、ドライフルーツ、梅干の10品目です。どれもそのまま食べられ、保存が効き、栄養価が高いことで共通しています。 

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缶詰は栄養価も高い
さらに優れた非常食が缶詰です。缶詰は長期の保存が効く上に種類も豊富。ここに挙げた食品は常日頃の食生活で使い回しながら“備蓄”しましょう。

災害時はどのような状況に置かれるかわかりません。自助、共助、公助ということばがありますが、まずは自助でなんとか生き延びられるよう、今一度サバイバルの知識や防災グッズの備えなどを確認してみませんか。
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