【クイズ】台風について詳しく知ろう
〜空・自然・季節のクイズをプロが出題〜
2017/09/04 06:16 ウェザーニュース
夏から秋にかけては特に台風の多いシーズン。テレビやネットでもたびたび話題になり、皆さんの関心も高いかと思います。今回はそんな台風に関するクイズを出題します!
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答え合わせと解説はこの下に
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Q1: 台風の「強さ」は何で決まる? 
- 1. 中心気圧
- 2. 中心付近の速度
- 3. 中心付近の最大風速
正解は(3)

気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として、風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」 を表現します。 「強さ」は最大風速で区分しています。
Q2: 台風の寿命、歴代1位はどれくらい? 
正解は(2)

台風が最初に発生した日時から台風が最後に消滅した日時までの期間を「台風の寿命」としており、台風の寿命が長い台風を「長寿台風」と言います。長寿台風の歴代1位は1986年の台風14号で、19日と6時間になります。
ちなみに、今年の7月21日午前9時に発生した台風5号は8月9日3時に消滅、18日18時間の歴代3位の記録となりました。
Q3: 一年で一番台風の発生数が多かった時の発生数は?
正解は(1)

1951年の統計以来、一番発生数が多かったのは、1967年の39個。次いで1971年/1994年の36個となっています。逆に、発生数が最も少なかったのは、2010年の14個です。
Q4: 天気図上で台風を表しているのは? 
正解は(2)

台風の表現は3階級あり、「TもしくはTY(TYPHOON)」「STS(SEVERE TROPICAL STORM)」「TS(TROPICAL STORM)」と表現されます。「TD(TROPICAL DEPRESSION)」は台風のたまごと言われる熱帯低気圧で、「L」は低気圧または低圧部を示しています。
Q5: 北半球での台風の渦の巻き方は? 
正解は(2)

台風や低気圧の風は反時計回りに渦巻いています。風は台風や低気圧の中心に向かって吹いています。このとき、地球の自転の影響で、北半球では風が吹く方向に対して右に曲がる力を受けるため、風は中心に向かって右向きの流れとなり、反時計回りに渦を巻くことになります。(気象庁HPより)
Q6: 「ハリケーン」や「サイクロン」、台風との違いは? 
正解は(3)

台風は、東経180度より西の北西太平洋および南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったものを指します。ハリケーンは、北大西洋・カリブ海・メキシコ湾および西経180度より東の北東太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約33m/s以上になったものを指します。サイクロンは、ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったものを指します。
このように、それぞれの名称を付している最大風速の基準には違いはありますが、台風もハリケーンもサイクロンも、それぞれの地域に存在する熱帯低気圧を強さによって分類している用語の1つということになります。なお、サイクロンは熱帯低気圧と温帯低気圧の区別をせず、広く低気圧一般を指す用語としても用いられることがあります。(気象庁HPより)
Q7: 台風を表さない言葉はどれ? 
正解は(1)
「飄風(ひょうふう)」は急に激しく吹く風を表し、台風のことではありません。「野分(のわき・のわけ)」「颱風(たいふう)」は台風の古い呼び方・書き方です。