満月
今月最初の天体イベントは、9月6日(水)の満月です!
中秋の名月や十三夜など、お月見といえば秋のイメージがありますが、なぜこの季節なのか?それは月の高さと天気に関係があります。
月が天球上で通る道は、夏は低く冬は高くなります。そこで、ちょうど見上げるのに適した高さの満月となると、春か秋になります。ただ、「春霞」や「秋晴れ」という言葉があるように、天気の良さでは断然秋。
このため、月を見上げるのに適していて、天気が安定している秋は、お月見が楽しめる季節なのです。
中秋の名月や十三夜など、お月見といえば秋のイメージがありますが、なぜこの季節なのか?それは月の高さと天気に関係があります。
月が天球上で通る道は、夏は低く冬は高くなります。そこで、ちょうど見上げるのに適した高さの満月となると、春か秋になります。ただ、「春霞」や「秋晴れ」という言葉があるように、天気の良さでは断然秋。
このため、月を見上げるのに適していて、天気が安定している秋は、お月見が楽しめる季節なのです。
月と惑星の接近
月と金星の接近
9月18日(月)、日の出直前の明るくなった東の空で、月齢27の細い月が金星に近づきます。
明るくなり始めた空では細い月は見えにくくなるため、早めの時刻に金星を手掛かりにして月を探すのがおすすめです。
そして、金星の左下のさらに空の低いところには、翌日19日(火)に月と接近する水星が比較的見つけやすくなっています。
明るくなり始めた空では細い月は見えにくくなるため、早めの時刻に金星を手掛かりにして月を探すのがおすすめです。
そして、金星の左下のさらに空の低いところには、翌日19日(火)に月と接近する水星が比較的見つけやすくなっています。
月と火星と水星の接近
金星と接近した翌日の19日(火)、さらに細く低くなった月が水星と火星に近づきます。
月齢28は見つけられるほぼ限界の月といわれていますが、目印となる水星を見つけることができれば、新月直前の月を観察するチャンスの到来です。
天気などの条件が良ければ、双眼鏡の視野の中で火星と水星の間にはまり込んだような細い月があるのが分かるかもしれません。
月齢28は見つけられるほぼ限界の月といわれていますが、目印となる水星を見つけることができれば、新月直前の月を観察するチャンスの到来です。
天気などの条件が良ければ、双眼鏡の視野の中で火星と水星の間にはまり込んだような細い月があるのが分かるかもしれません。
月と木星の接近
22日(金)の日の入り直後、地平線近くの低い南西の空に木星が輝いています。
この木星に新月を過ぎたばかりの細い月が近づきます。ただ、非常に低い空の位置なので、できるだけ西の空低いところまでひらけた場所から見るのがオススメです。
この木星に新月を過ぎたばかりの細い月が近づきます。ただ、非常に低い空の位置なので、できるだけ西の空低いところまでひらけた場所から見るのがオススメです。
月と土星の接近
9月最後の天体ショーの主役は月と土星。
27日(水)の夕方から夜、南西の空に見えている土星のそばを月が通過します。
22時頃には月が地平線の向こうに隠れてしまうので、帰宅時に空を見上げるのがいいタイミングかもしれません。
27日(水)の夕方から夜、南西の空に見えている土星のそばを月が通過します。
22時頃には月が地平線の向こうに隠れてしまうので、帰宅時に空を見上げるのがいいタイミングかもしれません。
参考資料など
【参考・参照元】
『天文年鑑(2017)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ(2017年9月)』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
『天文年鑑(2017)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ(2017年9月)』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/