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8月29日午前6時頃、その時北海道の空は?

2017/08/29 09:39 ウェザーニュース

29日5時58分頃、北朝鮮西岸から弾道ミサイル1発が北東方向に向けて発射されました。

ミサイルは北海道の襟裳岬の上空を通過し、6時12分頃に襟裳岬の東約1180キロメートルの太平洋上に落下したとみられます。

この時の北海道上空の状況を気象的観点から解説します。

当時の空の様子

29日6時過ぎに届いた北海道からの投稿
北海道内から発射時刻付近の投稿では、曇天の報告が目立ちます。

きょうは前線が北日本付近にあり、北海道や東北北部は時折、活発な雨雲が通過して雨が強まっているエリアもあります。

今回のミサイルは高度約550キロメートルあまりに到達したとされていて、地球の大気層の中では、対流圏、成層圏、中間圏よりさらに高い「熱圏」といわれる大気層となります。

この高度は旅客機が飛行する高度の約50倍の高さで、一部の人工衛星が飛行している高度となります。
そのため、日が出ている明るい時間帯では、たとえ晴れていたとしても目視は出来なかったものと思われます。

遠く空で繋がっている誰かの事や、気象による災害が減る事を願って、空というのは、見上げたいものです。
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