圧倒されるような大きさですが、これは、吊るし雲が変形したものと見られます。

巨大雲が見られた郡山市の近くには、ともに標高2,000m近い磐梯山と安達太良山があります。
今日は、前線の接近に伴って上空が湿っている＋山頂付近に強い西風が吹き付けているため、それぞれの山で上下に波打った気流が、何層にも重なる「吊るし雲」を作り出しました。

ほぼ同じ高さでできた磐梯山の吊るし雲と安達太良山の吊るし雲が合体して、巨大な雲のうねりを作り出したと考えられます。

局地的に雨が降り、いったん天気が回復した福島県内ですが、吊るし雲が現れたのは、前線が近づいているサインです。
明日は再び局地的に強い雨が降る恐れがあるため、蒸し暑さと急な雨にご注意ください。

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