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少しの工夫で快適さUP!意識すべき衣服内気候

2017/08/19 06:28 ウェザーニュース

皆さんは「衣服内気候」というものをご存知でしょうか。
これを意識するだけで、生活する上での快適さがちょっと変わるかもしれません。

衣服内気候とは?

衣服内気候とは、簡単に言うと「皮膚と衣服の間の温度・湿度・気流」のことです。
温度:31~33℃、湿度:40~60%だと快適に感じると言われています。

なかなか自分が住んでいる場所の気候を変えることはできませんが、この衣服内気候であれば、自分自身で手軽に調整することができます。

衣服素材の特徴

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洋服を選ぶ際、デザイン性を重視するという方は年齢・性別問わず多いかと思います。
では素材のことを第一に考えて購入する方はどれくらいいるでしょうか?
快適さに大きく関係するのはまさに衣服の素材。どんなメリット・デメリットがあるのかを知っておくことが非常に重要なんです。

天然繊維は吸湿・吸水性に優れているものが多くあります。
一方、化学繊維は丈夫で速乾性がありますが、静電気が起きやすかったり、吸湿・吸水性が低いことが挙げられます。

快適な衣服内気候を作るために

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汗をかきやすい夏は、インナーに天然繊維からできた素材がおすすめです。汗を直接吸収することはもちろん、蒸発した汗も吸い取ってくれるので、蒸れにくくなります。
就寝時の下着やパジャマの素材にも気を配ると、寝苦しさや不快感の軽減につながります。

なお、現代では化学繊維でも吸湿や速乾、肌触りにこだわり、衣服内気候を意識した製品もあるので、そちらでも良いと思います。

また、衣服の中に風を通すことも重要です。通気性が良い麻を着用したり、通勤時にYシャツを着る方は、首もとのボタンを開けるだけでも体感が違ってきます。

ぜひ衣服内気候を意識して、まだまだ続く蒸し暑い日々を快適に過ごしてみませんか。

参考資料など

【参考・参照元】
『知ればトクする天気予報 99の謎』ウェザーニューズ
月刊SORA https://weathernews.jp/soramagazine/201608/01/
株式会社WORLD「素材の知識」http://corp.world.co.jp/fashion/material/
http://www.toyobo.co.jp/seihin/ifukunai/ifuku5.htm
ダイヤクリーニング「洋服のお手入れ法」http://diacleaning.com/blog/179-2/
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