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夏休みの自由研究に「急な雨のサイン」を知っておこう

2021/08/20 11:49 ウェザーニュース

8月から9月は、各地で夕立やゲリラ豪雨などが多い季節です。
そこで、お子さんでも天気の急変を見極められる雲の目安や変化をお伝えします。

夏休みの駆け込み自由研究として、親子で空の様子を観察したり、まとめてみるのもオススメです。

怪しい雲、雨降りのサイン

「モクモク雲が近づく」

遠くの空にモクモクとした入道雲(お子さんに伝えるなら、怪獣のような雲やソフトクリームのような背の高~い雲)が見えたら要注意。もし自分がいる方向に近づいてきたら、急な雷雨となる可能性があります。

空が暗くなったら…

灰色の雲は、日差しの明るさを通さないくらい厚みのある雲です。
なんだか怪しい雲が増えてきて、真上の雲が灰色になってきたら、雨が間近に迫っているサインです。

冷たい風が強まると要注意

雲だけでなく「風」にも雨が降るサインがあります。

急な「雷雨」をもたらすようなモクモクとした積乱雲は、日差しで空気が暖められたり、周りから空気が集まることにより、強い上昇気流が発生して作られます。

積乱雲が発達すると、積乱雲本体から激しい雨とともに冷たい空気が吹き出すようになります。

モクモクとした雲がすぐそこまで近づいてきて、周りが暗くなると、急に冷たい風が強まり、もうまもなく激しい雨が降ってくることになります。

他にもこんなサインあり

「ゴロゴロ雷の音」が聞こえる、「雨のにおい」がする、「セミ」が鳴きやむなど、天気急変のサインは、目や耳や鼻など、五感を使って気が付けるものも多いです。

通園通学やお出かけ・お散歩・外で遊んでいるときなどにこれらを感じたり、気づいたりしたら、なるべく早く帰宅したり、建物の中へ入って様子を見るなどをお子さんたちにも教えてあげてください。

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参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
よっしー さん