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伝統的な七夕に巡り会う織姫と彦星

2017/08/27 21:18 ウェザーニュース

今さら七夕の話題?なんて言われてしまいそうですが、織姫と彦星にとっては今こそ巡り会うチャンスなんです!

伝統的な七夕とは?

七夕といえば「毎年7月7日」というイメージですが、今回取り上げる伝統的七夕は年によって日付が変わります。
なぜかというと、二十四節気の処暑以前(処暑を含んでもOK)の新月を含む7日目を伝統的七夕としているから。
二十四節気も新月の日も毎年固定ではないため、伝統的七夕の日もそれに伴って変化するのです。

ちなみに、2017年以降の伝統的七夕は以下のようになっています。

2018年 8月17日
2019年 8月7日
2020年 8月25日
2021年 8月14日
2022年 8月4日
(国立天文台より)

織姫と彦星が巡り会うチャンス

21時頃の東京の空
7月7日は広いエリアで梅雨が明けておらず、天の川はおろか星一つ観えないこともありますよね。
しかし、伝統的七夕は梅雨が明けた8月の中下旬にあたることが多く、星を眺めるにはぴったり!

さらに、先程紹介したように、新月の日を含んで7日目の夜が伝統的七夕の日とされているため、毎年上弦に近い月が輝きます。
この月は日付が変わる前には沈んでしまうので、それ以降であれば、月明かりに阻まれることなく観測を行うことができます。

ちなみに、上弦に近い半月状の月は、織姫が向こう岸に渡るための渡し舟に見立てられることもあるそうです。

デネブ・ベガ(織姫)・アルタイル(彦星)からなる夏の大三角形はもちろん、天の川も期待できる伝統的七夕に、ぜひ夜空を見上げてみてください。

参考資料など

【引用元】
国立天文台「伝統的七夕の日一覧」https://www.nao.ac.jp/faq/a0310.html

【参考・参照元】
国立天文台「伝統的七夕について教えて」https://www.nao.ac.jp/faq/a0310.html
AstroArts「【特集】七夕/伝統的七夕(2017年)」https://www.astroarts.co.jp/special/2017tanabata/index-j.shtml
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