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長寿台風5号、発生から丸10日 今週末本州接近も

2017/07/31 12:05 ウェザーニュース

21日9時に発生した台風5号はゆっくりと移動を続け小笠原諸島付近を通過し、現在は日本の南の海上をゆっくりと西に進んでいます。今日31日の9時で発生から丸10日に達しました。
台風が発生から10日以上、存在したのは2015年の25号(11日12時間)以来のこととなります。
台風5号進路予想図(31日11時時点)
台風は今後もしばらくは日本の南海上をゆっくりと進み、今週後半にかけて北上すると予想されます。現段階では少なくとも5日9時までは台風として存在する見込みで、発生から15日に達する可能性が高くなっています。

これまでに15日以上、存在した台風は1951年に統計を取り始めてから6個しかなく、1991年20号(15日18時間)以来26年ぶりです。

例年、この時期は夏の高気圧が日本の南海上まで大きく張り出し、周辺を吹く風(縁辺流)が台風を動かしますが、今年は張り出しが弱く、非常に風が弱いエリアとなっています。

結果として台風5号は動きが遅く、その分、海上に長く留まって寿命が長くなったと考えられます。引き続き、上空の風の流れは弱く、今後の進路も不確定要素が大きいため、出来るだけ最新の情報をご確認ください。

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