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セミの声…西からジワジワ、北もチラホラ(2)

2017/07/18 06:07 ウェザーニュース

ウェザーニュースでは、この調査をここ数年実施しています。

これまでの結果から「調査前一週間の範囲で、最低気温が25℃以上(つまり熱帯夜!)となると、30%以上の方が大合唱を聞くようになる」という結果が出ています。

そこで今回も、前一週間の最低気温から、今回の結果を考察してみます。

調査前一週間の最低気温は?

◆高気圧圏内の沖縄は大合唱
まず、「大合唱」だった沖縄は、夏の高気圧(太平洋高気圧)に覆われているため、前回も今回も最低気温が25℃を超えていました。そして、今回は前回よりさらに気温が上がったことから、今回の結果で「大合唱」の割合が増えたと考えられます。

◆その他のエリア
 前回より上がるも、25℃に届かず…

沖縄以外のエリアも、前回より気温が上がっています。これは、ここ数日日本付近があたたかい空気に覆われていたため、最低気温が下がりにくかったことが要因だと考えられます。ただし、25℃は超えませんでした。

“最低気温が、25℃に届かないけれど前回調査時よりも上がった”…このため、「大合唱」とはならないまでも、今回セミの声を聞いた人が増えたと考えられます。

今後、セミの声は聞こえそう?

西日本ではそろそろ大合唱が聞こえてくる日も…

この先一週間は梅雨前線の影響で各地ともスッキリしない空に。日差しが乏しくなる分、続いた猛暑レベルの暑さは一旦落ち着くものの、依然真夏日が続きます。

この先一週間では、セミの鳴き声に大きな変化があるとは言えませんが、西日本では最低気温が25℃近くなる日が続くため、大合唱が聞こえてくる日もそう遠くなさそうです。
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