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【ゲリラ豪雨傾向(2)】エリア毎の傾向

2017/07/13 01:05 ウェザーニュース

エリア毎のゲリラ豪雨傾向を解説します。

北日本

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8月上旬〜中旬は多発の恐れ

北日本のゲリラ豪雨の発生回数は、東北北部を中心に昨年よりも増加する予想です。

梅雨明け以降も夏の高気圧の北への張り出しがやや弱く、東北は北部を中心に湿った空気の影響を受けるため、ゲリラ豪雨が発生しやすくなる見通しです。特に8月上旬から中旬はこの影響が顕著で、ゲリラ豪雨が多発する恐れがあります。

北海道は、高気圧の北側の前線や寒気の影響で周期的に天気が変化し、ゲリラ豪雨の発生は昨年より少なくなりそうです。

東日本

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8月中旬だけでシーズン予想数の3割が発生

東日本のゲリラ豪雨の発生回数は、過去3年平均より多く、昨年並となります。

7月下旬に梅雨明けを迎えた直後は高気圧に覆われるため、発生回数は比較的少ない見込みです。その後、徐々にゲリラ豪雨の発生回数が増えはじめ、特に8月中旬は、一時的に高気圧の勢力が弱まるタイミングで発生回数が増加し、8月中旬だけで期間全体の発生の3割を予想しています。

お盆休みのお出かけの際は、空の変化に注意が必要です。その後9月中旬以降は、台風などの影響でゲリラ豪雨の発生回数は減少する見込みです。

西日本

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発生数はエリアで差あり
8月上旬〜中旬は多発の恐れ

西日本のゲリラ豪雨の発生回数は、高気圧の西への張り出しがやや強い影響で、高気圧の張り出しが弱かった昨年と比較すると、四国と九州では2~3割ほど発生回数が減少する予想です。

一方、高気圧の北への張り出しがやや弱い影響で、高気圧の縁を周る湿った空気が流れ込みやすい近畿北部の日本海側や山陰は、昨年より5割ほど増加傾向です。

梅雨明け以降、徐々にゲリラ豪雨の発生回数が増え、特に高気圧の勢力が弱まる8月上・中旬は、発生回数が増加する恐れがあります。夏休みを迎えて外に出かける機会が多くなるため、空の変化に注意が必要です。

都道府県別のゲリラ豪雨発生傾向

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