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【九州豪雨】引き続き土砂災害に警戒を

2017/07/09 18:35 ウェザーニュース

雨の降りやすい空が続いていますが、10日(月)もスッキリしない空が続きます。
福岡県朝倉市(9日12:28)
「午前中は雨が降っていましたが、今は止んでいます。予報では夕方頃から雨。復旧作業が少しでも進みますように。」
◆現在の雨雲の様子
最新のレーダー画像が表示されない場合は、オリジナルサイトからご確認ください。
梅雨前線の影響で雲の多い空となります。前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で、雨雲が発生・発達しやすい状況。急な雨に注意が必要です。1時間に50mmクラスの一時的な激しい雨や雷雨となる可能性もあります。引き続き土砂災害や河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。

また、大雨で被災した福岡や大分だけではなく、日曜日同様に熊本や鹿児島など他の地域でも激しい雨となる可能性もあるため、まだまだ油断できません。

▼雨の強さ(予想)
 強いところで50〜60mm/h
▼10日(月)24時間雨量合計(予想)
 多いところで100〜150mm

>>現在地の詳しい天気をチェック

引き続き熱中症等にも注意

熱中症・衛生状態の悪化に注意

気温は引き続き高く、30℃以上の真夏日となるところも多くなりそうです。ムシ暑さが続くため、熱中症に注意が必要です。また、衛生状態の悪化にも十分に注意してください。

※復旧への想いから、知らずに知らずのうちに作業を続けるなど無理をしてしまいがちです。30分ごとや1時間ごとなど、時間を決めて必ず行うことが大切です。

※水分補給は、一度に大量に飲まずになるべく口中に水が含まれている状態を保つことと、少量の塩分も同時に摂ることをお勧めします。

土砂災害リスクを確認

土砂災害の警戒レベル(9日18時時点)
>>最新の土砂災害リスクを見る
↑大分県日田市の小野川が土砂でせき止められて危険なことから、流域界を地図に追加しました。この範囲に降った雨は小野川に流れ込みます。

これまでの雨で地中に大量の水分を含んでいる場所は、少しの雨でも油断できません。
下記の前兆がでていたら、直ちに避難行動をとって下さい。
また、降り続ける雨で氾濫危険水位に達する河川や、氾濫する河川が増えてくる恐れがあります。周辺の状況を確認し、いざという時の準備をしておいてください。

◆その他注意すること
・エコノミー症候群の予防
やむを得ず車中で過ごす場合は、エコノミークラス症候群予防のため時間を決めて運動をすることが大切です。

・晴れた時の砂埃
目先は雨や曇の天気が続きますが、晴れたときは熱中症の他に砂埃にも注意が必要です。街中に広がった泥が乾燥して砂埃になります。多量に吸い込むと身体に害があるため、外に出るときはできるだけマスクを着用したほうが安心です。

>>福岡県朝倉市の天気はこちら
>>大分県日田市の天気はこちら
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