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【週刊地震情報】フィリピンで地震被害発生、日本は静穏

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2017/07/09 11:44 ウェザーニュース

最近一週間の地震回数は前週までの2週に比べて落ち着いた状況となり、総数、震度3以上の地震ともに少ない水準に戻りました。(7月3日~8日の集計)

震度3以上の地震は福島県沖の1回のみ

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7月7日23時48分頃、福島県沖でM4.8の地震が発生、福島県田村市や相馬市で震度4を観測し、東北から関東の広い範囲で揺れを感じました。東日本大震災の余震域で、地震活動が活発なエリアです。今年になってからも震度4が4回、震度5弱が1回とM5前後の地震が多く発生しており、強い揺れに対する備えが欠かせないエリアと言って良いと考えられます。

フィリピン付近の地震で死者も

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アメリカ地質調査所の地震マップ
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しました。フィリピン・レイテ島付近で6日に発生したM6.5の地震です。震源が10km未満と非常に浅く、震源付近では震度5強~6弱相当の揺れがあったと見られ、建物の倒壊などによって死者も出ています。
マグニチュード7未満でも、震源が浅い場合は揺れが大きくなり、被害につながるケースは多々あります。2016年10月に鳥取県中部で発生したM6.6の地震も、震源が11kmと浅かったため、倉吉市などで震度6弱を観測しました。

また、同じ6日にはアメリカ・モンタナ州でM5.8の地震が発生。それ以外にも小さな地震が多発しました。
世界最大級の火山であり、噴火が噂されているイエローストーンに近いということで、影響を心配する声も上がっていますが、直接的な関連性はないと見られます。
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