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【九州】7日夜は局地的に激しい雨の恐れ、8日も雷雨に注意

2017/07/07 20:42 ウェザーニュース

7日(金)は未明から朝にかけて、福岡県北九州市や熊本県宇土市などで1時間に60mmを超える激しい雨が降り、昼間も福岡県や大分県を中心に本降りの雨となりました。

◆現在の雨雲の様子
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最新のレーダー画像が表示されない場合は、オリジナルサイトからご確認ください。

7日夜、九州は局地的に激しい雨に注意

7日19時現在、7日午前中に九州の広いエリアにかかっていた雨雲は、中国四国エリアに移動しています。

ただ、7日夜は東シナ海を北上している熱帯低気圧から湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になるため、九州北部では局地的に時間60-80mmの激しい雨に注意が必要です。

◆九州南部も激しい雨に注意
北部だけでなく、7日深夜から8日朝にかけては、これまで雨があまり降っていない鹿児島県の薩摩半島側を中心に、熊本南部を含む九州南部で時間60-80mmの激しい雨となる可能性があります。
雨の時間帯が夜間ですが、土砂災害や河川増水、道路冠水の恐れがあるため、不要不急の外出は控えて、最新情報に十分ご注意ください。

>>現在地の詳しい天気をチェック
>>大雨のイメージと雨量の関係

8日は東シナ海を中心に雨が降りやすい空

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8日(土)も九州地方では雲が広がり、東シナ海側を中心に雨が降ります。一時的に雷を伴った激しい雨になる恐れも。
朝倉市や日田市など、これまでに降った雨で地盤が緩んでいる所では、土砂災害や河川増水の可能性もありますので、厳重な警戒が必要です。

◆二次災害や熱中症等にも注意
二次災害を防ぐためにも、急な斜面や川の近く、半壊した建物の近くには近づかないようにしてください。
やむを得ず車中で過ごす場合は、エコノミークラス症候群予防のため時間を決めて運動をすることが大切です。
救助活動や復旧作業に携わる方やボランティアとして被災地に向かう方は、引き続き最新の気象情報を確認の上、身の回りの安全を十分に確保して活動を行ってください。

また、昼間はムシムシとした暑さとなるため、熱中症や食中毒にも注意が必要です。
>>現在地の詳しい天気をチェック

土砂災害リスクを確認

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九州北部の土砂災害リスク状況(7日17時時点)
>>最新の土砂災害リスクを見る
↑大分県日田市の小野川が土砂でせき止められて危険なことから、流域界を地図に追加しました。この範囲に降った雨は小野川に流れ込みます。

これまでの雨で地中に大量の水分を含んでいる場所は、少しの雨でも油断できません。特に茶色に塗られている土砂災害危険箇所はかなり危険な状況ですので、付近には絶対に近付かないで下さい。

付近にお住まいの方は下記の前兆がでていたら、直ちに避難行動をとって下さい。

今後の注意点

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また、降り続ける雨で氾濫危険水位に達する河川や、氾濫する河川が増えてくる恐れがあります。周辺の状況を確認し、いざという時の準備をしておいてください。
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