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流星群を最大限に楽しむために、メカニズムを知ろう!

2017/07/02 12:25 ウェザーニュース

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流星群の正体

彗星の残したチリの中を、地球が通過する時に現れるのが流星群です。
チリが地球の大気圏に突入し、大気中の原子や分子と衝突!
プラズマ発光することにより、あのすーっと美しい光が夜空に浮かび上がります。

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放射状に見えるのはなぜ?

なぜ、流星たちは1点から流れてくるように見えるのでしょうか?

流星の軌道を道路に例えてご説明します。
遥か遠い先まで続く直線の道路を真正面に立ってみます。すると、一カ所から広がっているように見えますよね。

流星が1点から広がっているように見えるのも同じ理屈です。

彗星が残したチリは、同じ軌道で一定方向を保って太陽をまわっています。
そのチリに公転している地球が突入するので、進行方向と平行にチリが地球に入ってくるのです。
真正面にいる私たちが地上から観察すると、平行に飛んでくる流星たち1点から飛び出すように見えるというわけです。

流星が飛び出すときの中心(放射点と呼びます)がある星座の名前が、各流星群の名前になっています。

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流星の長さの違い

流星には、長く尾を引いて光る星と、短く一瞬で消える星があります。
これは、等間隔に並んでいる木であっても、遠くになるにつれて間隔が狭くなって見えるのと同じ理屈です。

流星群の場合は、放射点の中心近くの流れ星は短く、離れた所を流れる星は長く見えます。

放射点から近すぎると、流れ星は点が一瞬だけ光るように見え、これを静止流星といいます。
一瞬だけの儚い流れ星…。もし気づくことができたら、とてもロマンチックですね♪
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