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日本で初めて花火を見たのは、あの戦国武将だった!

2017/07/08 06:23 ウェザーニュース

もうすぐ花火の季節!今年も花火大会に行く予定のある方は多いと思いますが、花火鑑賞がもっと楽しくなる豆知識をご紹介します。

花火を最初に観た日本人は?

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約400年前の戦国武将

近代の鮮やかな花火は14世紀のイタリア、キリスト教のお祭りで見せ物として始まったそう。

日本で初めて花火を観たのは…
天正17年(1589年)、伊達政宗が米沢城で花火鑑賞をしたという記録が残っています。

その後江戸時代の慶長18年(1613年)、イギリス国王ジェームス1世の使者が駿府城で徳川家康に花火を見せたという記録も。
これをきっかけに日本で花火が流行していきました。

「たまや」「かぎや」の由来は?

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江戸時代の超人気店

花火が打ち上った時に叫ぶ、「た〜まや〜」「か〜ぎや〜」の掛け声。これは、江戸時代に有名だった花火師の屋号(お店の名前)なのです。

人気ライバル店の「玉屋(たまや)」と「鍵屋(かぎや)」。見物客は、自分がひいきにしているお店の花火が上がった時に、それぞれ掛け声をかけたのが由来となっています。

「玉屋」と「鍵屋」への声援が、現代までも受け継がれているってすごいですね。

花火の「尺玉」ってなに?

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東京タワーサイズの特大花火

日本では、花火玉のサイズに尺貫法の寸(約3.3cm)を使っています。
尺玉=1尺であり、直径約30cmほど。号数に置き換えると、10号玉となります。

尺玉が開花した時の大きさは直径約320m!東京タワーサイズ(333m)の特大花火であり、迫力満点です。

ちなみに、3尺玉(=30号玉)ともなると、直径約550mでスカイツリー(634m)にせまるほど!
今年は花火大会に行き、大迫力の花火を体感してみませんか?

参考資料など

日本煙火協会 http://www.hanabi-jpa.jp/
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