9日深夜、橘湾を震源とするM4.3の地震が発生。長崎県諫早市で最大震度4を観測しました。

震度4の揺れを観測するのは、5月11日の有明海を震源とする地震以来です。地震の規模を示すマグニチュードはそれほど大きくありませんでしたが、深さが16kmと浅かったため、震源に近いエリアでやや強い揺れを感じました。

長崎県内で震度4以上を観測するのは2016年4月19日以来で、最近10年では一連の熊本地震の活動によるものだけです。
橘湾を震源とする地震は時々発生し、1984年8月6日にはM5.0の地震で最大震度は5（当時）を観測しています。

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震はありませんでした。

注目の地震は6月9日にハワイ島・キラウエア火山付近で発生したM5.3の地震です。活発な活動で知られるキラウエア火山付近を震源とする地震ということで、火山活動への影響が懸念されましたが、地震後も大きな変動は見られていません。

1975年にはハワイ島の近海でM7.1の地震が発生し、津波による大きな被害が出ています。頻度としては多くありませんが、火山活動とは別に、こうした地震活動があるというのもハワイ島の特徴と言えそうです。