【クイズ】雨の季節も楽しんじゃおう!日本の梅雨クイズ
〜空・自然・季節のクイズをプロが出題〜
2017/05/25 13:43 ウェザーニュース
日本の気候とは切っても切り離せない梅雨。ジメジメ・ムシっと、あまりいい印象はありませんが、もっと詳しくなったらきっと楽しめるはず!
答え合わせと解説はこの下に
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Q1: 梅雨はもともとどこの言葉?
正解は(2)
「梅雨」の語源は中国で、日本には江戸時代に伝わって来たと言われます。ただ、「梅雨」と書いて「つゆ」と呼ぶのは日本だけです。
Q2: 日本で梅雨がないのは?
正解は(1)
梅雨は、停滞前線の北上によって到来します。主には沖縄や奄美など南のエリアから梅雨入りし、前線北上とともに東北までのエリアで、順次梅雨を迎えることになります。
この前線は、北海道付近まで北上する頃には弱まっているため、基本的には北海道に梅雨はありません。ただし、たまに活動が活発なまま北海道付近まで北上して、北海道でも長い雨を降らせることがあります。「蝦夷(えぞ)梅雨」と呼ばれる現象です。
Q3: 梅雨をもたらす主な気団は、オホーツク海気団と何?
- 1. 揚子江気団
- 2. 小笠原気団
- 3. シベリア気団
正解は(2)
寒気団であるオホーツク海気団と、暖気団である小笠原気団がぶつかって生じる停滞前線(これを梅雨前線と呼ぶ)が梅雨の原因です。
Q4: 誰の句?
正解は(3)
松尾芭蕉が「おくのほそ道」のなかで詠んだ句です。
この句に出てくる「五月雨」とは、陰暦五月頃の長雨のことで、まさに梅雨を表しています。梅雨の雨で水かさが増した最上川(山形県)を舟で下った時の句だそうで、命がけの川下りにおいても俳句を忘れず、それが後世に残る句になってしまうあたり、さすが俳聖とまで呼ばれる人ですね。
Q5: 梅雨の言葉ではないものは?
正解は(2)
(1)青梅雨とは青梅の実る時期の雨や新緑に降り注ぐ雨という意味、(3)水取雨とは稲作に必要な恵みの雨という意味で、どちらも梅雨の別名です。
菜種梅雨とは、3月中旬から4月にかけて降る春の長雨のこと。この時期に、高気圧が北へ偏る北高型の気圧配置になると、日本の南岸には前線がのびることが多くなります。これによってもたらされる雨です。
Q6: カタツムリの殻の渦巻き、正しいのは?
正解は(3)
螺旋状に巻いた殻を持つカタツムリ。その巻き方には、右と左の両方あるんです。上から見て,渦の中心からどちら回りに殻が成長するかによって,右巻き、左巻きとされています。この殻の巻き方は遺伝子によって決定されていて,その遺伝子の突然変異により左右が逆転するようです。
Q7: てるてる坊主のモデルは?
正解は(2)
坊主という名前が付きますが、そのモデルはなんと女性。もともとは中国にある「掃晴嬢」という女の子の形をした人形がモデルで、その人形に和紙の着物を着させて、ほうきを持たせた後で軒先につるしていたそうです。この習慣が平安時代に日本に伝わり、そこから徐々にてるてる坊主へと変化していったのです。
ということで、実はてるてる坊主は「てるてる少女」が正しい名前だった!?