全国的にみると、YES(つけた)と回答した方は全国の3割。クーラーの使用率はまだ少なく、また、昨年と比べても大きな変化はないようです。

こちらはエリア別の結果です。
昨年と比べても、ほぼ同じ。この時期、沖縄でのクーラー使用率は9割近くに達していますが、関東〜中国・四国では3割程度、九州では4割り程度となっています。

また、北日本や甲信エリアなどの寒冷地は、そもそも「持っていない」という回答が、他にエリアに比べて多いですね。特に北海道は実に5割、2人に1人は持っていないようです。

もう少し詳しく、都道府県別にみていきます。
こちらは、YESの割合を50％以上とそれ以下の6つに分け、都道府県別に最も多かった割合で色分けしたマップです。

すると、昨年も今年も、西のエリアほどピンクや赤の「40％以上」が多く、使用率が高いようです。

ちなみに関東では昨年よりも今年の方がやや使用率が高くなっていますが、10％程度の違いで大きな変化はないようです。

ここまでエリアや都道府県別に使用率の高い・低いを見てきましたが、では、これらの『エリアによるクーラー使用率の差』の要因は何なのでしょう？
これを探るため、今年のクーラー使用率と気温の相関を検証してみました。

今回検証に使用したのは以下の数値です。
・最低気温15℃以上の日数
・最高気温25℃以上（夏日）の日数

これは一昨年2015年の同調査時に導き出した指標で、それぞれの日数が多いエリアほど、クーラー使用率が高い傾向が出ていたものです。
実は昨年2016年の同時期も、同じ傾向が見られていました。

では、今年はというと…↓

結果はグラフが示す通り！
2015・2016年と同様に、それぞれの気温の日数とクーラーの使用率は、比例していることがわかります。

つまり、暑い日はもちろんのこと、「最低気温が15℃以上＝寒さが控えめ」だと、クーラーのスイッチをONにする人が多いということがいえそうです。

週前半の北・東日本はスッキリしない空が続き、暑さ・暖かさも控えめでした。

ただ、週後半は広いエリアで日差しが届き、気温も上昇。特に19日(金)頃になると大陸から暖気が流れ込み、週末にかけて30℃近くまで気温が上がる所も多くなりそうです。クーラーの使用率も上がるかもしれませんね。
ただ、クーラーはつけないにしても、こまめに水分補給をするなどしてくれぐれも熱中症にはご注意ください。

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