facebook line twitter mail

浅間山から夕暮れ時の
噴煙目撃相次ぐ

top

2017/04/02 22:04 ウェザーニュース

2日(日)の夕暮れ時に群馬県から、浅間山の噴煙を心配するウェザーリポートが相次ぎました。

ウェザーリポート相次ぐ

box0
群馬県前橋市 -さん
「噴煙の影?」

リポ2

box1
群馬県藤岡市 とみっこさん
「道の駅ららん藤岡から見てみたら、けっこう煙が上がってた。」

リポ3

box2
群馬県伊勢崎市 プリンさん
その他にも同様の内容が合計10通寄せられました。
立ち上る噴煙が夕陽と重なり、多くの人に目撃されたようです。
(追記)
浅間山では普段、灰を含む噴煙だけでなく、白い水蒸気もモクモクと立ち上っています。今回は夕暮れ時に夕陽の影になって、噴煙のように見えた可能性もあります。

ここ最近はやや活動が活発に

3月31日16時発表の気象庁地震火山部発表によると

浅間山の火山活動はやや活発な状態で経過しています。

 今期間、噴煙の状況は、火口縁上概ね600メートル以下で推移しています。夜間に高感度カメラで、山頂火口の微弱な火映を観測しています。
 28日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり1200トン(前回22日3200トン)と多い状態でした。

 2015年4月下旬頃から増加している山頂直下のごく浅いところを震源とする体に感じない火山性地震は、今期間やや多い状態で経過しています。

 火山性地震、火山性微動の発生回数は以下のとおりです(速報値を含む)。
               火山性地震  火山性微動
3月27日          34回     1回
  28日          59回     0回
  29日          23回     0回
  30日          33回     0回
  31日(15時まで)   20回     0回

 山頂の南南西にある塩野山の傾斜計では、2015年6月上旬頃から12月にかけて観測された北または北西上がりのわずかな変化が、2016年12月頃から再び観測されています。

防災上の警戒事項等

火口から概ね2キロメートルの範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

登山者等は地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

また風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。 (以上、気象庁発表より)
2015年6月に山頂火口でごく小規模な噴火が発生して以降は、噴火が観測されていないだけに、現在の状況が心配されます。
  • お天気トピックス
    もっと見る

  • Twitterで
    最新情報つぶやき中!
    「この空あの人にも見せたいな…」そんな想いを共感・共有しながら”みんなで作る天気予報”をモットーにお届けしています。 天気・台風・地震・津波などの防災情報や、星空情報・季節の便り等もお楽しみに♪
  • 公式SNSアカウント
  • アナタのスマホに