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日本人は気にしがち!?暦に書かれた六曜の意味

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2017/04/03 10:14 ウェザーニュース

皆さんは六曜というものをご存知でしょうか。「六曜」とだけ聞いてもなかなかピンとこないかもしれませんが、大事な予定を立てる時にこれを気にかけている人は意外に多いはず!

今回は、そんな六曜についてご紹介します。

六曜とは

カレンダーをよく見てみると小さく「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」と書かれていませんか?この6つを六曜といいます。
親や祖父母が気にしていたからなんとなく仏滅に結婚式は避けている、という人は結構いますよね。

ただ、大安や仏滅以外はどんな日なのかあまり知らない…という方も多いと思うので、6つそれぞれの意味を簡単に見ていきましょう。

気をつけるべき時間帯もあった!?

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【大安】
大安吉日なんて言葉があるように、大安は最も良い日とされています。

【先勝】
「先んずれば即ち勝つ」ということで、早め早めに物事をすませると良いとされています。特に午前中が吉となっています。

【友引】
可もなく不可もなく。勝負事が全て引き分けに終わることからこのようにいわれるようになったそうです。ちなみに11時〜13時(または14時)までは凶とされています。

【先負】
「負け」なんて字が使われているので悪い日?なんて思ってしまいますよね。
確かに「先」つまり午前はあまり良くないのですが、午後からは運が向いてくると言われています。先勝ちとは逆のパターンですね。

【赤口】
11時から13時までは吉ですが、その他の時間は凶ということで、良い時間がかなり限定的です。

【仏滅】
仏も滅するような大凶日なんて言われています。こんなことを聞くと、仏滅の日には何も予定を入れたくないような気もします…。

仕事上気にかけることも

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六曜を気にかける職業といえば、やはりウェディングプランナー。お客様と式の日取りの相談をする上で無視できないものとなっています。ちなみに、近年では大安や友引に比べて人気がない仏滅の日は、式の値段を下げるサービスを行うところもあるようです。

また、葬儀屋や火葬場は友引を休みとしています。理由としては、亡くなった方が友を引く、つまり連れて行ってしまうという迷信があるからとのこと。

冠婚葬祭の場に関わらず、一般企業でも大事な商談は仏滅を避けるなど、独自に気にかけているところは案外あるようです。

これから新社会人として働く方は、一つの知識として知っておいてもいいかもしれません。

信じるか信じないかはあなた次第

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中国で生まれた六曜は、もともと「即吉(先勝)・共引(友引)・周吉(先負)・虚亡(仏滅)・泰安(大安)・赤口」という字が当てられていました。

「あれ?ずいぶん字が違う」

そうなんです。もとの字を見るとわかるとおり、六曜は仏教とは関係はありません。宗教的な教えなどではなく、あくまで迷信であるため、とらわれ過ぎる必要はないようです。

ずっと決めかねていたけど、今日は大安だし、やってみようかな!など前向きなきっかけとして考えるくらいが丁度良いのかもしれませんね。

参考資料など

【参照・参考元】
延喜式内 みちびきの神 大野湊神社HP「社務日誌」https://oonominato.or.jp/knowledge/20131006/
出雲大社紫野教会HP「神道と六曜」https://www.izumo-murasakino.jp/yomimono-012.html
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