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北日本の花粉飛散見解

2017.3.30発表

2017/03/30 13:32 ウェザーニュース

今後の花粉飛散見解をエリアごとに解説します。

■北海道(※シラカバ花粉)
4月下旬から飛散開始

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シーズン終了は6月中旬

<飛散時期>
4月下旬になると寒さが緩み、道南や道央エリアからシラカバ花粉が飛び始めそうです。4月の北海道は気温が平年より高い予想のため、花粉シーズンイン直後に本格的な花粉シーズンに入る可能性があります。
ピークは、道南や道央ではゴールデンウィークの頃、道北や道東では5月中旬で、6月に入ると段々と飛散量は少なくなる見込みです。ただ、気温次第では飛散開始やピークが早まる可能性もあるので、早めの対策がおすすめです。

<飛散量>
昨年の夏の天候や飛散量の傾向から、シラカバ花粉飛散量は平年の1.28倍、2016年の2.57倍となる予想です。

    平年比 2016年比
北海道 1.28倍 2.57倍

■東北北部
飛散ピークは4月中旬まで

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シーズン終了は5月中旬

<飛散時期>
3月上旬までは寒気の影響を強く受けて、花粉が飛びにくい状態でした。本格的に花粉が飛び始めたのは3月20日前後で、花粉シーズンイン・本格シーズンインともに昨年より遅れています。
スギ花粉のピークは、4月上旬~中旬の予想で、暖かくなると一気に飛散量が増える恐れがあり、注意が必要です。

<飛散量>
3月中旬までの飛散量は、本格的な飛散開始が遅れているため、青森県、秋田県では昨年の半分程度となっています。ただ、今後は飛散量が増えて昨年の2~3倍、平年の1.3倍の飛散量の所がある予想で、油断はできません。

   平年比 2016年比
青森 1.29倍 1.70倍
岩手 1.27倍 3.29倍
秋田 1.28倍 1.25倍

なお、東北北部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。

■東北南部
4月上旬までピーク続く

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シーズン終了は5月上旬

<飛散時期>
2月後半になると寒さが緩んで、花粉シーズンに突入。3月前半は暖かくなったのは一時的でしたが、3月後半になると春の気配を感じられる日が増えてきて、スギ花粉のピークを迎えています。
今後も、4月上旬まではスギ花粉のピークが続き、引き続き対策が必須です。

<飛散量>
3月中旬までの飛散量は、昨年に比べて多く、2倍程度を観測しています。花粉シーズンは折り返し地点に来ていますが、4月上旬までは大量飛散の恐れがあります。
シーズン通しては昨年の2~3倍になる予想です。平年並ではあるものの、引き続き油断ができない状態が続きます。

   平年比 2016年比
宮城 0.91倍 3.34倍
山形 1.12倍 2.58倍
福島 0.91倍 2.40倍

なお、東北南部で春に多く飛散するのはスギ花粉で、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません。
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