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春スキーで知っておきたい4つのポイント

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2017/03/12 14:50 ウェザーニュース

3月も中旬となり、春スキーのシーズンを迎えています。スキー場には春休みの学生の姿が増え、現在は夏の南米やオーストラリアからスキー客も訪れるなど、まだまだ賑わいをみせています。

5月まで滑れるスキー場もあるので、まだ滑れていない方や、やってみたいけど悩んでいる方は、予定を立ててみてはいかがでしょうか。ここでは、これからの春スキーをより楽しむための4つのポイントをご紹介します。

1.“寒暖差”と“雨”

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春スキーの時期は気温が上がるようになり、スキー場でも昼間は暖かくなります。滑っていると、服装次第では汗をかくことも。ただ、朝や夕方になるとグンと気温は下がるため、急激な体感温度の変化に注意が必要です。

また3月~5月は、スキー場でも雪ではなく雨が降るようになってきます。せっかくなら、青空の下で気持ちよくスキーを楽しみたいですよね。前もって天気予報を確認して、晴れそうな日を狙うのがオススメです。予定の変更が難しい場合は、雨対策をお忘れなく。

2.ゲレンデ“焼け”

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ソラテナ:ウェザーニュース独自観測機
春スキーは、一段と日焼けに注意が必要です。
真冬は、真夏の7割程度の紫外線量(UV-A)でしたが、これからの時期は真夏の9割ほどまでに増えてきます。

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スキー場は雪面による照り返しが強く、なんと紫外線の反射率は80%。芝生やコンクリートと比べ、圧倒的に高いのです。
日焼けが気になる方は、万全の対策が必要となります。

3.滑る際の“服装”

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春スキーでの服装は、ポイント1、2を踏まえて決めるのがオススメです。

【上半身】
朝・夕方の冷え込みや、紫外線、転んだ時の安全性を考慮すると、ウェアーの上着は着ておいた方が無難です。昼間の暑さは、インナーで調整すると良さそうです。

・インナーについて
肌に直接触れるファーストレイヤーは、吸水性と速乾性のある素材のもの。
ファーストレイヤーの上に着るセカンドレイヤーを着用する場合は、ファーストレイヤーが吸収した水分を逃しやすく、保温性に優れているものが理想です。

【下半身】
下半身は上半身よりも濡れやすく、脱ぎ着しづらいこともあり、スキー・スノーボードウェアーをはいておくのがオススメです。

4.全層“なだれ”

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雪解けが進む春スキーのシーズンは、なだれが発生しやすい時期でもあります。特に、気温上昇や雨によって起こりやすい「全層なだれ」に注意が必要です。斜面上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。

【なだれが発生しやすいところ】
・斜面勾配が30度以上(35度~45度が最も危険)
・低い木林、木々がまばらにしかない、もしくは全くないところ。

スキー場では、管理されていない「滑走禁止区域」での滑走は、絶対にやめましょう。禁止区域となっている理由が、必ずあります。管理されたコースで、安全に春スキーをお楽しみください。

参考資料など

【参考・参照元】
スノボ初心者のための「ゲレンデの楽しみ方♪」
https://snowboard06.com/haru-ski
国土交通省「雪崩についての解説」
https://www.mlit.go.jp/common/001018269.pdf
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