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2人に1人は花粉の症状あり!九州北部ほど悪化

2017/03/01 20:49 ウェザーニュース

北陸や東北南部も花粉シーズンを迎え、西・東日本では花粉の飛散が本格化し始めています。そこで、ウェザーニュースでは3月1日(水)に花粉症の症状について調査(第2回)を行いました。

この1週間、花粉症の症状はどうですか?

全国の調査結果

ウェザーニュースでは毎週水曜日に花粉症の症状について調査。花粉シーズンの動向を皆さんと追っています。

今回の調査結果では、全国の45%は花粉の症状が出ている(非常につらい+ややつらい+つらい)と回答していました。2人に1人は花粉との戦いが始まっているようです。

エリア毎に詳しく見てみると↓
第1回・2回調査結果の比較
前回調査からの一週間で、各エリアの症状の変化をみたところ、九州北部は最も「非常につらい」と感じている方が多いことが分かりました。約2割の方が非常につらいと感じており、九州北部は日本一花粉の症状が重くなっているエリアといえそうです。

なぜ九州北部ほど症状が重くなっているのでしょうか?気象的な観点から見てみます。↓

ここ一週間の気温

ここ一週間の最高気温の推移を、代表地点(東京・大阪・福岡)で見てみます。

福岡は10℃以下になったことがなく、一週間の平均気温は13.4℃と、東京や大阪より高くなっていました。

花粉が非常に飛びやすくなる目安となる温度は15℃です。福岡の一週間平均の気温はこの目安となる気温に近く、他の地点と比べて花粉は飛散しやすい気温状況だったことが分かります。

このことから、九州北部は症状が重くなっている方が多くなっているのかもしれません。

この先一週間の花粉は?

今後は平年並みかやや高い気温となり、低気圧や前線通過前後で風が強まることもありそうです。すでに本格花粉シーズンに入っている関東・東海・近畿の一部・山陽・四国・九州ほど、飛散量が増加する恐れがあります。

まもなくスギ花粉のピークを迎えるところが多くなる予想です。今以上に症状が重くなる前に、万全の花粉対策をすすめてください。
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